生後2カ月の子どもを連れたホフマンナマケモノの母親。コスタリカのアビアリオス・スロース・サンクチュアリで撮影。(PHOTOGRAPH BY SUZI ESZTERHAS)
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 熱帯の森に暮らすナマケモノの動きが遅いことは誰だって知っている。実際、ナマケモノの代謝率は、冬眠しない動物の中で一番低い。

 だが、ナマケモノが動かないというのは、よくある誤解の一つだと、動物学者で、コスタリカを本拠地とする「ナマケモノ保護財団」の創設者であるベッキー・クリフ氏は話す。彼女は、新刊書『Sloths: Life In The Slow Lane(ナマケモノ:低速車線の生活)』を通して、そういった誤解を払拭したいと考えている。(参考記事:「かわいすぎるナマケモノの赤ちゃん、笑顔の奥には…」

 中米や南米に住むナマケモノの生態は、退屈とはほど遠い。たとえば、水の中にいるナマケモノは、陸上にいるときより3倍速く動く。さらに面白いことに、ナマケモノは水に浮くという。

「ナマケモノの体重の30%は、消化されて発酵した植物の葉です。そのため、体内にかなり多くのガスがあるのです。まるで手足のついた大きな風船です」とクリフ氏は説明する。(参考記事:「ナマケモノは小さな生き物たちのスローでエコで暖かい「宇宙」だ」

「私が本当に伝えたいのは、実際のナマケモノは、生存に完璧に適応した動物だということです」

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