【動画】激レアな鳥を発見、本来は赤なのに黄色

大リーグの球団のロゴにも使われるあの赤い鳥、原因は不明

2018.02.27
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赤でなければ黄色になる?

 美しい声で鳴くスズメ亜目の仲間(鳴鳥)は、黄、オレンジ、赤の色素を、サツマイモやにんじんのような餌に含まれるカロテノイドという色素から得ている。ただし、野生の鳴鳥が食べるのは概して黄色いカロテノイドを含む餌だが、体内で変色させて、暖かな赤い羽根にできることが知られている。(参考記事:「【動画】珍しい!全身真っ白なキリンの親子」

 しかし、このショウジョウコウカンチョウの遺伝子に稀にしか見られない突然変異が起こり、羽毛を変色させる道筋が阻害されて効力を発揮できずに、黄色を赤に変えられなかったのかもしれない。

 あるいは、必ずしも遺伝子のせいとは限らず、病気の兆候とも考えられると述べるのはジェフ・ルバロン氏だ。氏は全米オーデュボン協会の市民参加型団体クリスマス・バードの会会長を務めている。

 この鳥の冠羽と羽根の状態はかなり悪く、自然に消耗したと考えにくい。そのため、餌が不足したか、生息環境が悪いせいかで、この鳥のトレードマークともいえる本来の華やかな赤を保てずにいるのではないか、とルバロン氏は同組織のウェブサイトで指摘している。(参考記事:「【動画】真っ白なヘラジカ、増えている可能性も」

 来年の冬にもまた、今回の黄色い鳥の姿がアラバスターで見られれば、原因は突然変異と思われるとルバロン氏は言う。珍しい色をした鳥の謎は、DNAを分析すれば確たる答えが得られるだろうが、この鳥を捕獲する予定はない。(参考記事:「冬毛の動物を絶滅させない方法、研究者が提言」

 ルバロン氏によれば、「この鳥の場合は、時間が経てばわかるでしょう」とのことだ。

ギャラリー:地球の奇跡!目を疑うほど色彩豊かな動物たち 写真42点(写真クリックでギャラリーページへ)
タイワンゴシキドリ(Photograph by Boris S., National Geographic Your Shot)(

文=ELAINA ZACHOS/訳=潮裕子

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