「原子」が見えた! なんと一眼レフで撮影に成功

科学写真コンテストで表彰される快挙

2018.02.19
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【参考動画】IBMが制作した世界最小の映画「少年と原子」。原子の配置を変えて撮影したアニメーションだ。(解説は英語です)

 ストロンチウムの原子半径は215ピコメートル(1ピコは1兆分の1)と極めて小さいが、38個の陽子を持ち、原子のなかでは比較的大きい。それでも、写真で原子を見ることができるのは、カメラの露光時間を長くして、原子がレーザー光を吸収して再放出する様子をとらえられるようにしているからだ。そのため、実際に写真に映っているのは、原子の輪郭ではなく、放たれているレーザー光だ。露光時間を長くしなければ、原子を撮影することはできない。(参考記事:「陽子は通説より小さいと示す実験結果」

 コンテストで表彰されたのは、この写真だけではない。流し台のシャボン玉、薬物送達に使われる微細泡、チョウの羽といった超クローズアップ写真のほか、脳の活動を調べる装置を頭につけたボランティア被験者のポートレートも受賞作に選ばれている。(参考記事:「研究室に行ってみた。理化学研究所 超重元素合成研究チーム 森田浩介」

【参考フォトギャラリー】美しいスーパームーンの写真11点

文=Elaina Zachos/訳=鈴木和博

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