この世の果て? 地獄のような絶景10選

「地獄の門」から「血の滝」まで、恐ろしくも美しい自然の驚異

2017.12.11
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刺激的な青い炎

インドネシア、東ジャワ州のイジェン山。硫黄ガスの炎が斜面を流れている。(PHOTOGRAPH BY SUTANTA ADITYA, BARCROFT MEDIA, GETTY IMAGES)

 ひそかに人の命を奪うことにかけては、インドネシアのイジェン山に勝る場所はほとんどない。山頂にはターコイズ色の湖があり、夜になると、エレクトリックブルーの炎が斜面を下りてくる。驚くほど美しい景色だが、湖は腐食性の強い酸性の水で満たされており、青い炎の正体は硫黄ガスの燃焼だ。(参考記事:「火山の青い炎、ジャワ島のイジェン山」

イジェン山の青い炎。空気に触れた硫黄が発火し、美しい青の光が溶岩のように流れ落ちる。(PHOTOGRAPH BY SONNY TUMBELAKA, AFP, GETTY IMAGES)

 硫黄ガスの一部は液体硫黄になり、燃焼しながら山を下りてくる。イジェン山では硫黄採掘も行われており、前述のコロウニス氏は、鉱山労働者たちを見たことがある。「彼らは湿った布を口に詰め込み、二酸化硫黄ガスから身を守っている。一日中、その状態で呼吸し、ガスによって前歯が溶けている。恐ろしい光景だ」(参考記事:「ソ連時代の鉱山、時が止まったような街と人々の暮らし 21点」

イジェン山で硫黄を採掘する労働者。(PHOTOGRAPH BY ANDIA, UIG, GETTY IMAGES)

次ページ:真っ赤に染まる湖、そして「血の滝」

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