アマゾンの「海賊」に襲撃された家族、無事生還

熱帯雨林で行方不明に、3日ぶり発見

2017.11.08
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 ギロリー氏が米タイム誌に語ったところでは、事件当時、一家はブラジルの都市ブレーヴェス行きの船に乗り込んでおり、南米を出た後に、米ロサンゼルスに向かう予定でいたという。

 AP通信に対しギロリー氏は、「アダムの性格を知っていますが、たぶん彼は、自分には家族を救う義務がある、と思ったのでしょう」と話している。「わかっているのは、盗賊が船を襲った時、あるいは船を離れる時のいずれかのタイミングで、一家が行方をくらました、ということだけです。おそらく、川に跳び込んだのだと思います」

アマゾン川に浮かぶ船。パラー州イガラペ・ミリで撮影。(PHOTOGRAPH BY PAULO AMORIM, GETTY IMAGES)
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 AFP通信によると、広大なブラジルの熱帯雨林で旅行者の行方がわからなくなった事件は、この数カ月で2度目だ。9月には、アマゾンをカヤックで下っていた英国人女性が1人、殺害されている。(参考記事:「【動画】アザラシがカヤックに乗ってきた!」

 アマゾン川流域で盗賊に襲われる危険性があることは周知の通りだ。ニューヨークタイムズ紙の2016年の記事によると、盗賊の襲撃はとりわけ夜間に多い。武装していることが多く、川で荷船を襲い、人質を拷問し、殺害することで知られている。(参考記事:「映画とは違う? 最後の海賊ブラック・バートの実像」

パラー州上空から見たアマゾン熱帯雨林。(PHOTOGRAPH BY FILIPE FRAZO, GETTY IMAGES)
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文=Sarah Gibbens/訳=潮裕子

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