インド、光の祭り「ディワリ」のまばゆい写真20点

ヒンドゥーの新年を祝うインドで最大かつ最も大切な祝日

2018.11.17
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火の雨が降るかのような、爆竹大会での1コマ。爆竹が「全て尽きて、空中に残っていた火の粉が降り注いでいた」瞬間に撮ったと、撮影者のダス氏。(PHOTOGRAPH BY ANIRBAN DAS, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)

 インドで最大かつ最も大切な祝日「ディワリ」。その背景にあるのは勧善懲悪のストーリーだ。(参考記事:「色の祭り、インドのホーリー祭」

 この祭りの起源はいくつかの文献にさかのぼることができるが、そのうち最もポピュラーなのは、ヒンドゥーの神、ラーマの物語だ。古代サンスクリットの叙事詩「ラーマーヤナ」によれば、ラーマは14年間の放浪の末に魔王ラーバナを倒し、自分の王国、アヨーディヤーに帰還した。ディワリはまた、富、幸運、繁栄の女神ラクシュミーとも関わりがあるとされる。だが、祭りのバリエーションはいろいろあっても、共通する象徴的意味は変わらない。光は闇に、知識は無知に、善は悪に勝利するというものだ。

 ディワリは、ヒンドゥー暦のアーシュヴィナ月からカールッティカ月(10月末から11月初め)にかけての新月前後に行われる。インド(そしてネパール)全土の人々が、花火を打ち上げたり、お菓子を分け合ったり、家々や公共の場を飾り付けたりしてディワリ(ディーパバリとも呼ばれる)を祝う。5日間にわたる祝祭の幕開けとして、1日目に家を掃除し、2日目は粘土製のランプを飾ったり、「ランゴリ」という縁起の良い文様を床に描いたりする。(参考記事:「インドで最悪級の大気汚染、PM2.5基準の16倍」

 3日目(今年は11月7日)が最も大切で、家族が集まって祈り、宴会を開く。4日目にはヒンドゥーの新年最初の日を祝って友人や親せきが贈り物を交換し合う。そして最終日は兄弟姉妹が互いを祝福する。

 近年では、ディワリの祝祭を見るためにインドを訪れる外国人旅行者が増えている。特に、現地の家庭でのお祝いに参加するのが人気だ。世界的な旅行業者のトラファルガーは、ディワリへの関心の高まりを受け、祭りの時期に合わせたツアーを用意するほどになっている。(参考記事:「ブルガリア、冬の奇祭「クケリ」 写真14点」

【この記事の写真をもっと見る】ギャラリー:インド、光の祭り「ディワリ」のまばゆい写真、あと19点

文=KAREN GARDINER/訳=高野夏美

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