沈没船から17世紀の王家のドレス見つかる

きわめて重要な発見、刺しゅう入りポーチやシラミ取り用のくしも

2016.05.10
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フォトギャラリー:沈没船から見つかった遺物

革製のブックカバー

PHOTOGRAPH BY PATRICK PIERSMA
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船内からは、革製のブックカバーが複数発見された。内側の紙は長らく海中にあるうちに溶けてしまったのだろう。カバーにはイングランド王チャールズ1世の紋章が金箔で押されている。

女性用のストッキング

PHOTOGPRAH BY KAAP SKIL MUSEUM
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女性用のストッキングか、あるいは膝までの靴下と思われる。細かい模様が目を引く。

シラミを取るくし

PHOTOGRAPH BY KAAP SKIL MUSEUM
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社会的地位にかかわらず、17世紀の人々はシラミに悩まされていた。牛の角でできた目の細かいこのくしも、髪の寄生虫を取り除くのに使われていた。

ビロードのポーチ

PHOTOGRAPH BY KAAP SKIL MUSEUM
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赤いビロードのポーチ。銀糸で刺しゅうが施され、中にはくしが入っていた。

ドレスの生地

PHOTOGRAPH BY KAAP SKIL MUSEUM
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ダマスク織のドレスの表面には、繊細な花模様の刺しゅうが施されている。布地は場所によってオレンジ色、緑色、黄色、黒、茶、赤と、いくつもの色に見えるが、もともとは1色だった。数百年の間に、染料が海水と反応して変色したと考えられる。

銀製の香り玉

PHOTOGRAPH BY KAAP SKIL MUSEUM
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高貴な人々は、芳香を放つハーブや花を詰めた香り玉を身につけたり、持ち歩いたりしていた。

香り玉が描かれた絵

PHOTOGRAPH BY KAAP SKIL MUSEUM
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オランダの画家、ヤコブ・コルネリス・バン・オーストサネンが1518年に描いた作品では、男性が上の写真によく似た香り玉を手にしている。

銀の酒杯

PHOTOGRAPH BY KAAP SKIL MUSEUM
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やりを持つローマの兵士をかたどった銀の酒杯のふた。カップ部分と脚も船内から回収された。

酒杯が描かれた絵

PHOTOGRAPH BY KAAP SKIL MUSEUM
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ヘダ・ウィレム・クラースが1635年に描いた静物画。沈没船から見つかった酒杯に似た金の器が描かれている。

文=Kristin Romey/訳=高野夏美

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