今週の宇宙画像:謎の超新星、6万℃のプラズマ他

2016.08.23
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謎の超新星

Photograph by NASA/CXC/NCSU/K.Borkowski
Photograph by NASA/CXC/NCSU/K.Borkowski
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 超新星残骸G11.2-0.3の最新の画像が公開された。NASAのX線観測衛星チャンドラがX線で撮影し、波長ごとに色分けした画像に、背景として可視光で撮影した星の写真を重ねたものだ。

 突然、明るい星が出現したかと思いきや、すぐに見えなくなってしまう珍しい天文現象ゆえ、超新星爆発は歴史的な資料に記録されることがある。一方、現在の残骸を観測しても、爆発が起きた年を特定するのは難しい。そのため、超新星の研究では歴史資料との照合がしばしば行われ、年代が特定されたものもある。(参考記事:「歴史上最も明るい超新星爆発の記録を新たに発見」

 だが、G11.2-0.3の場合は時期尚早だったようだ。この残骸は、これまで西暦386年に中国で記録された超新星のものと考えられていたが、新たな研究により、地球との間に分厚いチリの雲が連なっていることが明らかになった。したがって、研究者らは肉眼で見えるほど明るくなかったのではないかと疑問を呈している。

ポルトガルの森林火事

Photograph by Earth Observatory/NASA
Photograph by Earth Observatory/NASA
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 ポルトガルとスペインにまたがる地域で起きた森林火事の様子を、NASAの地球観測衛星テラがとらえた。8月11日に撮影。燃えている場所は100カ所を超え、赤く囲まれた場所は盛んに燃えている。ポルトガルでは4000人以上の消防士と30機を超える航空機が出動した。(参考記事:「森林火災が地球におよぼすこれだけの影響」

寄り添う衛星

Photograph by JPL/NASA
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 寄り添う土星の衛星テティス(左)とヒペリオン(右)。実際には150万キロも離れている。NASAの土星探査機カッシーニが8月15日に撮影した。(参考記事:「土星の環が一部破れる、カッシーニが撮影」

赤い残骸

Photograph by ESA/NASA
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 16万年以上前に、大マゼラン雲のある星が爆発を起こし、超高熱の残骸が放出されて周囲のガスにぶちあたった。赤く見える超新星残骸はその修羅場の跡だ。(参考記事:「マゼラン雲と銀河のダンス」

6万℃のプラズマ


Photograph by NASA
Photograph by NASA
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 太陽からプラズマが立ち上る状態がまる1日以上続き、NASAの太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー」が極端紫外線用のカメラでとらえた。電離した気体であるプラズマのフィラメントはおよそ6万℃におよぶ。(参考記事:「【動画】太陽がそばで見られる 「ソラリウム」」

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