【動画】キラウエア火山が見せた炎のショー

ハワイで最も活発なキラウエア火山で起きた爆発。その原因は?

2016.01.14
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【動画】1月8日に小規模な爆発を起こしたキラウエア火山

 ドラマチックに燃え上がる炎――これは、米国ハワイ島で活発に活動を続ける火山の最新映像だ。現地時間1月8日の朝、キラウエア火山にあるハレマウマウ火口の東側の縁から岩石が崩れ落ち、これが引き金となって、小規模な爆発が起きた。(参考記事:2004年10月号「ハワイ火山国立公園」

 火山にできた溶岩湖では、こうした炎のショーが見られることがある。特に溶岩が大量にたまっているときに起こりやすいと、同火山の監視を続ける米国地質調査所(USGS)は伝えている。キラウエア火山ではこのところ、火口の縁から30〜35メートルほどの高さまで溶岩がたまっていたという。(参考記事:「【動画】ドローンがとらえた煮えたぎる溶岩湖」2011年4月号「コンゴ・ニイラゴンゴ山 溶岩から街を守れ」

 溶岩が発する強烈な熱によって、火口周縁の岩石が不安定になる。そして持ちこたえられなくなった岩が、溶岩湖へと崩れ落ちると、爆発が引き起こされることがある。8日の爆発では、溶岩などの高温の物質が火口から110メートルほどの高さまで噴き上げられた。

 USGSによると、「岩石崩落とそれにともなう爆発は何の前触れもなく起こり、熱い溶岩と岩石が火口周縁にまで飛ばされるため、極めて危険」という。

 頂上に噴石丘のある盾状火山であるキラウエアは、ハワイで最も活発な火山だ。同時に、世界で最も詳しく調査・研究がされてきた火山でもある。大半の噴火では、比較的穏やかな溶岩流が観察されるだけだが、数十〜数百年に一度、とても激しい噴火が起き、周辺地域に噴石などを撒き散らす。キラウエアは、標高1247メートル、長さおよそ80キロ、幅およそ24キロの大きな火山だ。(参考記事:「溶岩噴出、キラウエア火山が活発化」「キラウエア、活火山7峰」「立ち上る水蒸気、キラウエア火山の溶岩」

【動画】別のカメラがとらえたキラウエア火山の爆発

 ハワイ先住民の伝承では、この火山の火口にはハワイ諸島を造った火の女神ペレが住んでいるという。

文=Brian Clark Howard/訳=北村京子

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