「#CuteOff」というハッシュタグがTwitterで話題になっている。科学者たちが、こぞってキュートな生き物写真をアップしているのだ。研究者らが専門分野別のグループに分かれ、「#TeamMammal」「#TeamHerpetology」などの候補をあげるなか、なんと「#TeamExtinct(チーム絶滅種)」までもが健闘している。(参考記事:「ツイッターで「キュートな生き物争い」が勃発」)
これらの愛すべき生き物たちは、必ずしも大きな目やふさふさな体毛を持っているわけではない。そこで、ナショナル ジオグラフィックが選んだ、驚くほどかわいい10匹を紹介しよう。
カラフルな道化師
小さなアカフチリュウグウウミウシは、既知のウミウシ3000種のうちの1つ。ド派手な色彩は、食べ物から来ている。(参考記事:「ウミウシ フォトギャラリー」)
匿名希望
恐ろしい風貌のクスノキカラスアゲハの幼虫。こうすれば、鳥のエサにならずに済む。ニセの目を持つ擬態により、鳥からはヘビかカエルのように見えるのだ。(参考記事:「華麗なる擬態の世界」)
ミュータント・タートルズ
このかわいいライマンナガクビガメ(Chelodina reimanni)は、1990年に初めて新種記載された。インドネシアやパプアニューギニアの人里離れた川で泳ぐのを好む。(参考記事:「【壁紙】ライマンナガクビガメ」)
逃げろ!
1歳のナイルワニと、好物のカエル。カエルの危機とワニの食事の絶妙なバランスをとらえた1枚だ。(参考記事:「ワニに乗ったアライグマ、写真は本物?」)
カミキリムシ
アマゾン流域のエクアドルにあるティプティニ生物多様性ステーションで撮影されたカミキリムシ。6本足ほどキュートなものはない。(参考記事:「テナガカミキリは豪華飛行船だった」)
空飛ぶ綿毛
ヘリコニアの葉の裏で、集団でねぐらにつくシロヘラコウモリ(Ectophylla alba)。コスタリカ、ブラウリオカリージョ国立公園で撮影。(参考記事:「世界で唯一の白いコウモリ」)
撮影お断り
エクアドルにあるティプティニ生物多様性ステーションで撮影されたチズアマガエル。この小さな木の住人は、夜行性である。(参考記事:「半透明のかわいい新種カエルを発見」)
ゴキブリを食す
目と耳が大きく、毛がふさふさしたメガネザル。ゴキブリを食べているところでも、やっぱりかわいい。(参考記事:「「ゴキブリを食べるメガネザル」撮影秘話」)
だーれだ?
カリブ海で砂の隠れ家に身を隠すアナゴ科の一種(Ariosoma balearicum)。大きな目でこちらをのぞいている。(参考記事:「ジュース缶からのぞくミジンベニハゼ」)
我が家がいちばん
球状の触手を持つイソギンチャクの我が家でくつろぐスパインチークアネモネフィッシュ(Prenas biaculeatus)。東インド洋および西太平洋のサンゴ礁に生息する。(参考記事:「クマノミ 人気者の宿命」)