2015年に話題を集めた動物の動画トップ10

笑い、驚き、考えさせられた動画の数々を総ざらい

2015.12.11
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6. 母ウサギ、ヘビを撃退

 捕食者から我が子を守る母の動画がもう1本、6月に投稿された。ブラックレーサーと呼ばれるヘビを撃退するワタオウサギだ。マイアミ大学のダナ・クレンペルス氏によると、ウサギはヘビの腹を切り裂こうとしているのだという。「かわいくて抱きしめたくなるウサギのイメージからはかけ離れていますね」(参考記事:「動物の赤ちゃんフォトギャラリー10選」

7. クマの攻撃をかわす男性、スウェーデン

 5月に公開されたこの動画には、スウェーデンで森を歩いていた男性が、近づいてくるヒグマを脅かして追い払う様子が収められている。男性はクマに向かって大声で叫び、両手を広げて自分の姿を大きく見せている。

 専門家は賢明な対応だったとしている。また、危険な動物を驚かさないためには、2人以上で一緒になって音を立てながら歩くとよいとアドバイスしている。(参考記事:「人を襲ったクマは殺されるべきか」

8. 蛍光に光るウミガメを初めて発見

 ナショナル ジオグラフィックのエマージング・エクスプローラーであるデビッド・グルーバー氏が、ソロモン諸島で生物蛍光によって光るウミガメを発見した。絶滅危惧種に指定されているウミガメの一種タイマイが、赤と緑に発光している。生物蛍光は体表面に青い光が当たると別の色を放出する能力だが、爬虫類で確認されたのは初めて。

「長年カメの研究をしていますが、これは誰も見たことがないと思います。本当に驚きました」と、環境保護団体「東太平洋タイマイ・イニシアチブ」のアレキサンダー・ガオス氏は言う。同氏は、この研究には参加していない。

 カメがなぜ発光するのか、またこの現象がどれだけ一般的にみられるのかはまだ分かっていないが、最近の論文によると、アカウミガメにも同じような現象が確認されたという。(参考記事:「蛍光に光るウナギの仲間も、世界初」

9. ココナツを運ぶタコ

 今年の夏にユーチューブで話題をさらった動画は、2つに割れたココナツを抱えて海底を歩くタコの姿を撮影したもの。タコは突然立ち止まると、2つの殻を引き寄せて中に座り込んだ。この行動が、道具を使っていると言えるのだろうかと専門家の間で議論になった。(参考記事:「電光石火、カニを奇襲するタコ」

10. サイの背に乗るジャコウネコ

 2015年7月、南アフリカでクロサイの背に乗るジャコウネコの姿が、カメラトラップ(自動撮影装置)で撮影された。マングースの仲間であるジャコウネコは、のし歩くサイにびっくりして飛び出してきた虫や、大型動物につく寄生虫など、食べられるものを探していたのだろうと、アフリカ野生生物基金の副会長で野生生物学者のクレイグ・ショリー氏は言う。

 また、高い位置から獲物を探したり、天敵から身を避けたりする場所としても、サイの背中の上は好都合である。

 科学者や写真家、非営利団体、それにアマチュアまで、カメラトラップが広く使われるようになってきた昨今、このような動物たちの珍しい接触が撮影される機会も増えていくだろう。(参考記事:「ワシの背中にカラスが! なぜこんなことに?」「ワニに乗ったアライグマ、写真は本物?」「キツツキに乗って空を飛ぶイタチ、写真は本物?」

文=Brian Clark Howard/訳=ルーバー荒井ハンナ

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