【動画】「消える湖」が消える様子を撮影した

毎年、春になると現れては消える理由は?

2015.05.11
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 米オレゴン州中部の山中にある静かな湖、ロスト・レイク(失われた湖)は、毎年春の訪れとともに姿を現し、春の終わりとともに姿を消す。話題になっているのは、この湖が消えていく様子をとらえた動画だ。

 動画には、春の終わりを迎えたロスト・レイクで、湖底に開いた直径2メートルほどの穴に湖水が勢いよく流れ込み、水が流れ去った後の地面が草地になっている様子がとらえられている。来年の春を迎えるころ、湖はふたたび水で満たされる。周辺のカスケード山脈からの雪解け水が、湖底の穴から水が流れ出るよりも速いペースで流入してくるため、湖の水量が増えるのだ。

 湖底に開いた穴の正体は溶岩洞。高温の溶岩が流れ出たあとに残る空洞である。大部分が火山活動によってできたカスケード山脈には、このような溶岩洞が数多くみられる。

 ロスト・レイクはポートランドから南東へ2時間の距離にある。この不思議な現象から名付けられたのか、アメリカ先住民の言葉で「Kwoneksamach」(「未知の」の意)と呼ばれている。

文=Brian Clark Howard/訳=石垣賀子

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