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ナショナル ジオグラフィック日本版 2016年12月号

信じる者は癒やされる

  • 米フロリダ大学で脳の手術を受けるパーキンソン病の患者ラッセル・プライス。脳に電極を埋め込み、運動をつかさどる領域に刺激を与える。得られた効果のうち、どこまでが実際の治療の成果で、どの程度が患者の期待がもたらす「プラセボ効果」と呼ばれる現象によるものなのかは、医師たちにもわからない。
  • 米国カリフォルニア州のマーセドで、アジア系のモン族のシャーマンが治療の儀式を行う。葬儀に参列していて気分が悪くなった男性(右側)の魂が冥界へ連れ去られないように、いけにえの豚がささげられた。この近隣にはシャーマンの癒やしの効果を認め、院内での活動を認めている医療機関もある。
  • ドイツ南部バイエルン州のアルトエッティングにある聖母の礼拝堂では、中世から癒やしの儀式が行われてきた。年に1度の巡礼で聖母像を担ぐ若者たち。
  • イタリア・シエナのサン・ドメニコ聖堂。聖カタリナの頭部のミイラが安置され、治癒を求める巡礼者が後を絶たない。
  • イタリア中部モンテフォルティーノのマドンナ・デッランブロ礼拝堂には、巡礼者たちが治癒の願いや感謝をこめて奉納した、膨大な数の写真が貼られている。礼拝などの宗教儀式に定期的に参加することで、健康状態の向上がみられるとの研究結果もある。
  • 神経系の病気はプラセボ(偽薬)の効果が出やすい。これは陽電子放射断層撮影法(PET)で撮影したパーキンソン病の患者の脳の画像で、左は治療薬L-ドーパの投与後。右は同じ患者に「75%の確率で本物の薬が投与される」と説明してプラセボを与えた場合だが、脳内のドーパミン放出量はほぼ同等だ。
  • マイク・ポルティックは、臨床試験でパーキンソン病の症状を緩和する手術を受けたと信じていた。実際に受けたのは偽の手術だったが、症状は大幅に改善した。「プラセボの影響でも薬の効果でも、結果さえよければどちらでも構いません」
  • 脳深部刺激療法のため、頭蓋内に電極を埋め込む手術を受けるラッセル・プライス(左)。この電極(右のCT画像上に見える)を用いて、パーキンソン病の症状を引き起こす脳の領域に電気刺激を与える。発語の障害やふるえが改善し、本人は生まれ変わったようだと話している。
  • ペルーのアシャニンカ族は、薬草を煮て、その湯気を治療の儀式に使う。儀式を執り行っているのは11歳の少女ミルシラ・プラド・ピンターヨ。患者が湯気を吸い込むと、ミルシラは葉を調べて治療がうまくいったかどうかを判断し、場合によっては、患者の健康回復に必要なほかの薬草を処方する。
  • ペルー人の治療師エンリケ・フロレス・アグスティンが着ているローブの模様は、治療の儀式に用いる歌を表したものだ。
  • 経頭蓋磁気刺激法の鎮痛効果を調べる米スタンフォード大学の研究者たち。今も昔も、強い期待が治療の効果を高める。
  • 米メリーランド大学ボルティモア校のプラセボ研究者ルアナ・コロカらは、人々が他者の痛みにどう反応するかを調べている。実験では、熱刺激による痛みに対して条件づけられた被験者が、苦痛にゆがむ顔の写真を熱刺激と同時に見せられると、実際の熱刺激が強くなくても、より強い痛みを感じる。fMRI(機能的磁気共鳴画像装置)で、このときの脳の活動をとらえる。
  • 米国アリゾナ州のナバホ族の居留地で、75年以上にわたって伝統的な治療を行ってきたジョーンズ・ベナリーは、患者の体と心の双方に働きかけ、痛みやストレスを和らげる。このときはナバホ族の伝統的な住居「ホーガン」で治療を行っているが、病院や老人介護施設に出向くこともある。

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