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日本の百年

- SEPTEMBER 2015 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

アオサを摘む沖縄のおばあちゃん

 波打ち際に青々と生えたアオサを採るのは、当時89歳の荻当かめさん。「低カロリーの海藻や野菜、果物を中心とする食生活のおかげか、沖縄県の女性の平均寿命は86歳と、世界でもトップクラスだ」という説明とともに、2005年11月号に掲載された。


「まさに偶然の出会いだった」と写真家のデビッド・マクレーンは振り返る。「この日は別の長寿者を撮るため、ボートで海に出ていたんだ。戻ってくると、たまたま海岸のコンクリート斜面で年配の女性が海藻を摘んでいた。こんなところで食べ物が採れるなんておもしろいと思い、写真を撮らせてもらった」


 特集「長寿の極意」では沖縄のほか、イタリアのサルデーニャ島、米国カリフォルニア州を訪ねて長生きの秘訣を探った。「世界のどんな文化のもとに生きる人々も、健康と長寿には関心がある。そのことに感銘を受けた」とマクレーン。取材地はいずれも元気で長生きする人の割合が高い土地。食生活や人間関係など、暮らしぶりにも共通点がみられた。


 日本は現在も世界一の長寿国だが、都道府県別にみた沖縄の平均寿命はその後、女性3位、男性30位へと転落。現在のトップは長野県だ。また最近では自立して健康に暮らせる「健康寿命」が注目され、こちらは静岡県が女性1位、男性2位と上位を占めている。


写真=DAVID MCLAIN/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE

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