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日本の百年

- JULY 2015 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

天然ウナギを捕る琵琶湖の漁師

 滋賀県の琵琶湖でウナギ漁をする沖島の漁師、宮本善昭さん。写真家のデビッド・デュビレが訪れたこの日、捕れたウナギは一匹だけだった。「ウナギは日本の食文化に欠かせない魚だが、年々数が減っている」という説明とともに、2010年9月号に掲載された。


 沖島は住民300人ほどが暮らす琵琶湖で最大の島だ。島内に車はほとんど走っていないため、「水中撮影の機材など、十数個もある荷物を運ぶのが一苦労でした」と、取材に同行した門脇邦夫さんは振り返る。


 海外から日本へ取材に来る写真家やジャーナリスト、映像撮影チームのために、事前調査や通訳を手がけてきた門脇さんは、ナショナル ジオグラフィックの記事50本以上に協力した大ベテラン。このときは結局「島の民宿で荷車を借りてきて、デビッドと私で荷車2杯分の大荷物をなんとか宿まで運びましたよ」


 ウナギの特集記事の原題は、「ミステリー・トラベラーズ」。深海と川をダイナミックに回遊する生態の謎は徐々に解明されつつあるが、そのスケールの大きさが、持続的な資源管理への取り組みを難しくしている。2014年には国際自然保護連合(IUCN)が、ニホンウナギを絶滅危惧種(絶滅危惧ⅠB類)に指定した。ウナギのピンチはいつまで続くのだろうか。


写真=DAVID DOUBILET/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE

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