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ナショナル ジオグラフィック日本版 2015年7月号

冥王星の三つの想像図

冥王星の地表には、凍ったメタンと窒素、一酸化炭素が織りなす独特の風景が広がっている。その風景は、季節の移り変わりとともに大きく変化する。NASAのニューホライズンズ計画では、公転周期248年の冥王星が夏を迎え、太陽から浴びる熱がピークに達する時期の状況を詳しく探査する。ここでは冥王星の地表の様子を科学的な根拠に基づいて推測した、三つの「冥王星の風景」の想像図を描いてみた。すぐそばには衛星カロンが浮かんでいる。

  • <b>地殻変動が進行</b><br>凍ったメタンを含む地層は、凍結した粒子が放つ紫外線の影響で、茶色や黄色に変色する。ごつごつした地形や噴気孔、広大な地溝帯は、地殻変動が活発なことを物語る。この地殻変動は、衝突クレーターの痕跡を地表から消し去る役割を果たし、冥王星の核が熱をもっていることの証しとも考えられる。
  • <b>強風が吹きすさぶ</b><br>氷が固体から気体に変化し、再び固体に変化する際に強風が発生して、冥王星の地表を浸食する。太古にできた衝突クレーターは浸食され、残された岩山の高い部分が氷に覆われている。凍ったメタンから紫外線が水素を奪い、その後には炭素を含む黒ずんだ塵(ちり)が広がる。
  • <b>氷で起伏がなだらかに</b><br>冥王星を覆う氷が、大気中に昇華した後、再び氷となって地表に戻る。その氷が低地にたまって起伏が埋められ、なだらかな地表を形成する。氷は太陽光と宇宙線にそれぞれ異なる速度で反応し、粒状の氷の層(前景)を形成する。

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