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ナショナル ジオグラフィック日本版 2015年6月号

マリファナの科学

  • 大麻は長らく有害とされてきたが、苦痛を軽減し、病気の治療にも役立つ大切な植物だと主張する人々がいる。上は、「ブルーベリー・チーズケーキ」という品種のつぼみ。樹脂の粉にまみれている。
  • 精神への作用がないカンナビジオール(CBD)を主成分とする大麻オイルは、子どもの痙攣(けいれん)の治療などに用いられる。9歳のリリー・ローランドは1日に何百回もの発作に苦しんでいた。家族は治療のため、2012年に大麻が合法化された米国コロラド州に移住。効果が出ない患者もいるが、リリーは毎日少量のオイルを摂取して発作の回数が減った。今は多くても1日1、2回程度で、発作がまったく起きない日もある。
  • コロラド州デンバーの大麻栽培会社マインドフル社の園芸主任フィリップ・ヘイグが、大麻の健康状態を調べようと、根のにおいをかぐ。彼は大麻の栽培に長い時間を費やし、世界中を旅して多様な品種を調べてきた。ヘイグが興味をもっているのは、医療に役立つ有効成分を多く含む品種を開発することだ。「大麻が私に語りかけてくるんですよ」と、彼は言う。
  • デンバーの東に広がる平原では、トウモロコシに取り囲まれるようにして麻が栽培されている。アサ科アサ属の一年草には多くの品種があり、昔から茎を加工してロープや布、紙などに利用されてきた。この畑の作物は、精神に作用を及ぼすテトラヒドロカンナビノール(THC)をほとんど含まない品種で、一般に「ヘンプ」と呼ばれる。子どもの痙攣を抑える効果があるとして需要が高まっている、カンナビジオール(CBD)を含むオイルの原料ともなる。
  • カリフォルニア州北部の畑で、インターネットに投稿するため、収穫した大麻を撮影するロペス兄弟。二人は長年、覚醒剤を乱用していたが、今は更生して小さな畑で大麻を育て、覚醒剤乱用の後遺症である不安の発作を和らげるために使用している。
  • ニューヨーク大学の神経学者オリン・デビンスキーは大麻オイルについて慎重に考えている。彼は現在、さまざまなタイプのてんかんに対するCBDと偽薬の効果を調べる臨床試験を行っている。「治療効果が期待できることは確かですが、確かなデータを早急に出す必要があります」
  • シアトルに集まった大麻ビジネスの女性経営者たち。マリファナを吸いながら、なごやかに情報交換する。
  • 大麻が合法化されたコロラド州でも、通常、大麻の取引は現金で行われる。銀行は大麻関連の事業者と取引したがらないからだ。ジェイソン・エモは大麻から化学物質を抽出する機械を製造している。売り上げを守るために頼りにするのは昔ながらの手段、拳銃だ。
  • 3人の娘をもつシュワーティング夫妻は、大麻ビジネスを営んでいる。ワシントン州では、2012年に大麻が合法化された。西部ギグハーバーの海を望む岩棚で、妻のメーガンは大麻の成分が入ったローションを、夫のベンは大麻の濃縮オイルを製造している。
  • 大麻が合法化されたワシントン州で、大麻栽培用の土作りをするマリ・シュワーティング。彼女は大麻の成分が入ったクリームと軟膏(なんこう)を製造している。
  • ロサンゼルス都市圏にある医療用大麻の薬局ノホズ・ファイネストで、製品の芳香と粘りを調べるダマリス・ディアス。品種改良により精神作用のある成分THCを従来よりもはるかに多く含む強力な大麻が開発され、青少年に及ぼす影響が懸念されている。THC含有量の多いマリファナを長期にわたって吸引すると、脳の発達が阻害されるおそれがあることを示したデータがあると、保健当局は指摘する。
  • キム・クラークの11歳になる息子ケイデンは、重いてんかんに苦しんでいる。脳の手術を2度受けたが、大麻オイルの使用を始めるまで発作の起きない日はなかった。
  • 大麻オイルによる治療を試すためコロラド州に引っ越そうと提案したのは、13歳の兄ジャックスだ。「弟は自由になりたいと助けを求めていたんだ。皆に今の弟を見に来てもらいたいよ。政治家や医者や研究者たちにね」

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