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ナショナル ジオグラフィック日本版 2015年5月号

取り戻せ! われらのデトロイト

  • <b>シャイラ・ジョーンズ</b><br />自動車工場の従業員。街を自転車で走るイベントに毎週参加している。人口がかつての半数を切り、自動車も激減したデトロイトは、全長240キロの専用レーンを備えた自転車にやさしい街になった。
  • <b>ケネス・モーガン</b><br />湾岸戦争に従軍した元兵士(右端)。デトロイト生まれだが、軍人の父親について9歳から世界中を転々としてきた。4年前、家族を連れて30年ぶりに戻ってきたのは、「故郷に勝るところはない」からだという。写真はモーガンと妻のロビン、そして3人の子どもたちだ。一家はイーストサイド地区の2世帯住宅を改修して住んでいる。購入価格は1800ドル(約21万6000円)で、未払いだった税金も肩代わりした。「国のために戦えるなら、故郷のために戦うこともできるさ」
  • <b>アーミル・ファルーキ</b><br />シンガポールの大企業の役員を引退後、デトロイトへやって来た。パートナーと共同で購入し、改修して貸している住宅は150軒。なかにはたった500ドル(約6万円)で手に入れた物件もある。ファルーキは、前の持ち主が半世紀住んで「ゆっくりと朽ちつつあった」家を、人を雇ってよみがえらせ、自宅にしている。暖炉回りのペンキをはがすと、この街に古くから見られるタイルの装飾が現れたという。「デトロイトには自分の資金を投資した方がいい。そうすることで、この街に責任がもてるようになるのです」
  • <b>シャーベット・ミシェル・スタンドフォード</b><br />イースタン・マーケット地区にあるジャズクラブで、46歳の誕生祝いにホイットニー・ヒューストンの歌をカラオケで熱唱していた。デトロイトに引っ越して来たのは子どもの頃。1971年、カリフォルニア州のサンフェルナンド地震で家を失ったのがきっかけだった。デトロイトは世間でいわれているような悪い街ではないと言う。「ここは私の街。デトロイトは誰でも楽しくやれる、すてきなところなの」
  • ダウンタウンを取り囲む地域は、1950年代から人口の流出が激しく、代わりに緑地が増えている。郊外に接する周縁部の方が人口は比較的安定している。
  • <b>シャニカ・オーエンズとジャズミン・モア</b><br />ウェイン州立大学法科大学院の1年生。総勢100人のクラスメートとともに、農業を街づくりに活用する支援プロジェクトに参加し、草取りやごみ拾い、菜園の手入れなどをしている。デトロイト育ちの二人は、学位を取得したら裁判官などになって、市民生活に貢献したいと考えている。左側のオーエンズは、行政や政治の仕組みを学ぶために、法科大学院への進学を決めた。
  • <b>アレックス・バダシ・リンドマイヤー</b><br />「香港は開発が進み過ぎだ。競争も激しく、わくわくするようなチャンスが少ない」と、ガールフレンドと一緒に香港からデトロイトに移住。築90年の美しい家を購入し、改修して住み始めた。結局、心配していたような犯罪には遭遇していない。「そういうのは、ドラッグがらみの組織の縄張りで起こるんだ」
  • <b>レベッカ・グレアム</b><br />5世代にわたる家族の肖像画に囲まれたグレアムは99歳。1950年代からミッドタウンにあるこの家に暮らし、街の激動を見つめてきた。住民流出のきっかけとなった1967年の暴動では、州兵が通りをパトロールしていたという。この地区は新たな投資も入って景気がいいが、グレアムはご近所みんなが顔見知りだった頃を懐かしむ。
  • <b>エディ・チャーザン</b><br />デトロイトで生まれ育ったチャーザンは、面積が360平方キロもあるこの街を、自転車で走り回るのが好きだ。近所をのんびり走るときは、車体をクールにライトアップできるこの自転車に乗る。フォード社のミニバン「エアロスター」をもつのが夢で、バンとトラックのオーナーが集うクラブにも入会している。「クラブのメンバーは家族みたいな存在だ。お互いのことを気にかけて、必要になったら手を貸してやるんだ」
  • <b>ジェシカ・ケア・モア</b><br />詩人で社会活動家の彼女は結婚に失敗し、生後10カ月の息子と2007年にデトロイトに戻ってきた。長く住むつもりはなかったが、地元のアート関係者と知り合い、「自分も役に立てるかも」と思うようになった。住民たちの奮闘ぶりをテーマにした詩で、「家は捨てられても、私たちが捨てられたわけじゃない」と書いている。
  • <b>アントニオ・“シェイズ”・エイジー</b><br />「制作はもっぱら夜だ。そばに人がいると仕事にならない」と言うグラフィティ・アーティスト。デトロイトは、希望に満ちた10平方キロを「厳しい現実が取り囲む」街だと表現する。「未開発のところはたくさんある。デトロイトが繁栄してる? お袋が住んでるウェスト・サイドに行ってみろよ。びっくりするから」
  • <b>ビンセント・ピール</b><br />以前は自動車メーカーのフォード社で、溶接技術者として製造ラインの監督を務めていた。今はフォード社の修理塗装サービスの店で、パート・タイムの仕事に就く。いつでもどこでも、きちんとした服装を心がけている。「みんな私の装いを褒めてくれるよ。これが私のやり方なんだ。フォードに勤めていた頃からこうだった。勤務を終えたらロッカールームに行ってシャワーを浴びる。そしてスーツに着替えて工場を出るのさ」

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