• ガラパゴス諸島、フェルナンディナ島で撮影した2匹のウミイグアナ。餓死したらしい仲間の干からびた死体に動じる様子はない。ウミイグアナはガラパゴス諸島の固有種で、アライグマほどの大きさのトカゲである。ダーウィンは「暗闇の小鬼」と呼んだ。海岸の海藻を食べ、大型のオスは海に潜ることもある。この海藻は海水温の上昇に弱いため、ウミイグアナは気候変動の影響を受けやすい。2017年6月号「適応か、絶滅か ガラパゴスの生物たちの運命」より。(PHOTOGRAPH BY THOMAS P. PESCHAK, NATIONAL GEOGRAPHIC)

  • 食べ物を求めて海に潜るコウテイペンギン。上の方に見える茶色っぽいものは海氷に付着した微小な藻類で、春になって光合成を始めている。写真家は日中、このような氷盤の上にキャンプを設営する。2017年7月号「氷の下の優美な別世界」より。(PHOTOGRAPH BY LAURENT BALLESTA, NATIONAL GEOGRAPHIC)

  • ハチドリはしばしば土砂降りの雨の中でも蜜を吸う。このアンナハチドリは、水に濡れた犬のように、頭と体を激しく振り動かして雨を振り払う。カリフォルニア大学バークレー校の研究者によると、ハチドリが体を震わせる速さは毎秒400回。このとき頭には重力の34倍もの力がかかっているという。(出典: VICTOR ORTEGA-JIMENEZ AND ROBERT DUDLEY) 2017年7月号「ハチドリ 究極の飛翔術」より。(PHOTOGRAPH BY ANAND VARMA, NATIONAL GEOGRAPHIC)

  • インドネシアのスラウェシ島で、自然保護区の海岸にやって来たクロザル。地元では「ヤキ」と呼ばれている。研究者たちは、この興味深いサルの社会構造の研究が、ヒトの行動の解明につながることを期待している。 2017年3月号「“自撮り”で脚光 クロザルの真実」より。(PHOTOGRAPH BY STEFANO UNTERTHINER, NATIONAL GEOGRAPHIC)

  • 米領バージン諸島、セント・クロイ島にあるサンディーポイント国立野生生物保護区で、産卵を終えて砂浜を去ってゆくオサガメ。 2017年2月号「変わりゆく海を守る 米国の海洋保護区」より。(PHOTOGRAPH BY BRIAN SKERRY, NATONAL GEOGRAPHIC)

  • ケニア北部にあるレテティ・ゾウ保護施設でみなしごゾウがミルクをもらう。2016年に設立されたこの施設では、地元のサンブル族のスタッフが、赤ちゃんゾウを野生に戻そうと取り組んでいる。 2017年9月号「ケニア みなしごゾウを救う」より。(PHOTOGRAPH BY AMI VITALE, NATIONAL GEOGRAPHIC)

  • ブラジルのパンタナール大湿原に設置された自動撮影カメラが、木の上の隠れ家に戻ってきた生後10カ月の幼いジャガーの姿を捉えた。パンタナール湿原は世界最大の熱帯湿地で、ジャガーの最後の生息地の一つだ。捕食者から身を守れるように、母親は早いうちから子供に木登りの練習をさせる。 2017年12月号「失われゆくジャガーの王国」より。(PHOTOGRAPH BY STEVE WINTER, NATIONAL GEOGRAPHIC)

  • 米国サンディエゴ沖のコルテス・バンクという海山の付近で、ケルプの塊に群がる魚を狙うカリフォルニアアシカ。自然保護活動家によると、この場所は保護に値する海洋生物の宝庫である。 2017年2月号「変わりゆく海を守る 米国の海洋保護区」より。(PHOTOGRAPH BY BRIAN SKERRY, NATIONAL GEOGRAPHIC)

  • ボツワナに広がる湿地帯オカバンゴ・デルタと、デルタに水を供給する川には、多くのカバが生息している。カバは夜間は陸上で草を食べ、日中は水の中で休んでいる。オスは縄張りをめぐって戦い、メスは子供を守る。長く鋭い犬歯は、ときに侵入者の命を奪う。 2017年11月号「アフリカ南部 巨大湿原の未来を守る」より。(PHOTOGRAPH BY CORY RICHARDS, NATIONAL GEOGRAPHIC)

  • 朝、エチオピア中部にある高原地帯の崖を登ってきたオスのゲラダヒヒ。ゲラダヒヒは世界で唯一、草を主食にするサルとして知られ、村人たちが何世紀も守ってきたこの草原には数百頭が生息している。 2017年4月号「エチオピアの草原に生きるゲラダヒヒ」より。(PHOTOGRAPH BY JEFFREY KERBY AND TREVOR BECK FROST, NATIONAL GEOGRAPHIC)