• 2月25日 気候変動との競争
    ブラジルとガイアナの国境
    ギアナ高地にある卓状台地に挑むアレックス・オノルド。数百万年に及ぶ浸食作用が隔絶された地形をつくり出し、生き物たちが独自の進化を遂げた。気候変動とカエルツボカビが世界中の両生類を脅かすなか、爬虫(はちゅう)両生類学者でナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるブルース・ミーンズは、オノルドらの協力を得ながら、新種の調査をしている。この地域の両生類が姿を消してしまう前に、彼らがいかにして生態系に適応してきたのかを解明するためだ。(写真 = レナン・オズターク)

  • 7月17日 ゾウを救い、地域社会を助ける
    ケニア レテティ・ゾウ保護施設
    ケニアのレテティ・ゾウ保護施設で、親を亡くした3歳のゾウ、マイべがミルクを飲み干す。以前は人間の赤ちゃん用の人工ミルクを飲ませていたが、新型コロナウイルス感染症の大流行に伴うロックダウンのため、町に買いに行くのが難しくなった。そこで、スタッフは近隣の牧畜民からヤギの乳を買い取り、調製ミルクを作るようになった。新しいミルクは栄養価が高く、より安価で、地域経済への貢献にもつながる。この取り組みにより村人とゾウの絆が強まり、平和に共存する道が開かれた。(写真 = エイミー・ビターリ)

  • 6月8日 生息地の縮小に脅かされるキリン
    ボツワナ チョベ国立公園
    夕暮れ時にボツワナのチョベ国立公園を移動するキリン。アフリカでは、生息地の大部分が保護区の外にあるため、都市開発や農業、牧畜などによって、キリンたちはより小さな集団に分断されつつある。現在、成獣のキリンは6万8000頭ほどで減少傾向にあり、絶滅が危惧されている。(写真 = デビッド・チャンセラー)

    ”私は自然の状況に恐怖を感じていますが、希望も抱いています。自然は回復力に富み、干渉さえ受けなければ復活できるのです” ̶グラディス・カリマ=ジクソカ(ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー)

  • 4月9日 チーターを救う闘い
    ケニア サンブル国立保護区
    傷を負った雌のチーターを診察する、ケニア野生生物公社の獣医師マイケル・ンジョロゲ(左)。その傍らで、保護団体のコスマス・ワンブア(右)と、レンジャーのルジャル・ルカライレも準備をする。彼らは3日間、手を尽くしたが、チーターを救うことはできなかった。この雌は写真家の名にちなみ、「ニコール」とレンジャーたちに呼ばれていた。野生の個体は7000頭を下回っているため、保護活動家たちはチーターを1頭でも多く守ろうと尽力している。(写真 = ニコール・ソベキ)

    ”チーターは大型ネコ科動物のいじめっ子ではありません。喉を鳴らすだけで、ほえたりはしない。激しい戦いや、縄張り争いをするような強い体ではないのです” ̶ニコール・ソベキ(写真家)

  • 7月27日 ガラガラヘビの効用
    米国テキサス州 デイビス山脈
    米国テキサス州西部のデイビス山脈の道路脇で、とぐろを巻くガラガラヘビ。人々の恐怖心や嫌悪感によって、米国では昔からガラガラヘビが見境なく殺されてきた。だが、彼らはげっ歯類の数を抑制する重要な存在で、その毒液を使った医薬品も研究されている。対象となる疾患には、がんや新型コロナウイルス感染症も含まれている。(写真= ハビエル・アスナル・ゴンサレス・デ・ルエダ)

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