カラフルな装飾が施されたミイラ。約2500年のときを経て発掘された。(PHOTOGRAPH COURTESY MINISTRY OF ANTIQUITIES)
エジプトのカイロエジプト博物館に眠るラムセス2世のミイラ。彼が治めた紀元前1279年-1213年は古代エジプトの最盛期となった。( PHOTOGRAPH BY KENNETH GARRETT, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
グラウベールマンは、デンマークの泥炭の湿地で時間をかけてミイラとなった。グラウベールマンは、2000年以上前にノドを切られ、その場に打ち捨てられたと考えられている。(PHOTOGRAPH BY ROBERT HARDING PICTURE LIBRARY, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
不敵な笑みを浮かべたように見える数千年前のワニのミイラ。古代エジプトでは、王族の埋葬時に、ペットや神の化身として動物をミイラにした。(PHOTOGRAPH BY KENNETH GARRETT, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
英ロンドン大学に安置される哲学者ジェレミー・ベンサムのミイラ。功利主義の祖として知られるベンサムは1832年に死亡したが、ミイラ化はベンサムの遺志だった。遺骸には服が着せられ、蝋で作った頭が載せられている。(PHOTOGRAPH BY BRUCE DALE, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
考古学者がインカのミイラのそばに置かれた埋蔵物を取り除いている。ミイラは数体がひとまとめにして布にくるまれたものが複数あった。中には、布の上部に頭に似せたものが置かれたものもあった。(PHOTOGRAPH BY IRA BLOCK, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
1944年、沼地で見つかった足。ストーブの燃料になる泥炭を切り出す湿地で、ミイラ化した数千年前の遺骸が見つかっている。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
古代エジプトの王妃のペットだったガゼルも王族の一員として永遠の命を得られるようミイラにされた。王妃とともに埋葬されたのは紀元前945年と考えられている。(PHOTOGRAPH BY RICHARD BARNES, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
ペルー・リマで見つかった布で覆われていないインカのミイラ。インカでは通常、男性、女性、子供は布で覆われ埋葬される。乾いた気候のため、数百年後に自然とミイラになる。(PHOTOGRAPH BY IRA BLOCK, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
イタリア・パラレモの地下納骨堂に安置された2歳の少女ロザリア・ロンバルド。肺炎で亡くなったのは1920年だが、ミイラとなった遺骸は今にも目を覚ましそうな保存状態にある。(PHOTOGRAPH BY VINCENT J. MUSI, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
紀元前1479年から1458年までエジプトを治めた女王ハトシェプストは、ファラオとして男性の装いを身にまとったことで知られる。その陵墓は1903年に発見されたが、ミイラが彼女自身であることを確認できたのは2006年だった。(PHOTOGRAPH BY KENNETH, NAT GEO IMAGE COLLECTION)