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誰もいないディクソンの通りに立つ廃虚。雪が渦を巻きながら吹き抜ける。かつてこの港町は北極圏開発というソ連の夢の中心的な役割を担っていたが、1991年のソ連崩壊後、次第に寂れた。(PHOTOGRAPH BY EVGENIA ARBUGAEVA)
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カドバリハ | 北緯6 8 .941 ° | 東経5 3 . 769 °
風のない穏やかな日、ビチェスラフ・カロトゥキが、バレンツ海に面した湾に手製の舟で独り漂う。北極圏に点在する気象観測所で人生の大半を過ごしてきた彼は、20年にわたって暮らしているこの地域が大好きで、ここが故郷だと話す。(PHOTOGRAPH BY EVGENIA ARBUGAEVA) -
カドバリハ | 北緯6 8 .941 ° | 東経5 3 . 769 °
10年以上前に使われなくなった灯台に向かうカロトゥキ。彼はまきが足りなくなると、灯台の木材のパネルをはがして、住居兼職場である気象観測所の暖房に使っていた。その後、気象観測所は新しく建て替えられた。(PHOTOGRAPH BY EVGENIA ARBUGAEVA) -
カドバリハ | 北緯6 8 .941 ° | 東経5 3 . 769 °
古い気象観測所で使われていた無線機からは、気温や降水量の観測データが、800キロ近く離れた最寄りのアルハンゲリスクの観測所に送信されていた。カロトゥキは、今も昼夜を問わず3時間ごとに気象データを報告している。(PHOTOGRAPH BY EVGENIA ARBUGAEVA) -
カドバリハ | 北緯6 8 .941 ° | 東経5 3 . 769 °
旧気象観測所でカロトゥキのランチタイムに付き合う鳥のケシャ。写真家のエフゲニア・アルブガエバからの新年の贈り物だ。(PHOTOGRAPH BY EVGENIA ARBUGAEVA)
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