• 丘の上から湖を見渡すウッドランド・カリブー。カリブーはカナダに生息する動物という印象が強いが、アメリカのミシガン州ロウアー半島には1910年代、ミネソタ州北部では1940年代までの生息記録が残っている。食糧や毛皮のための乱獲、森林伐採、開発による減少で北部へと追われ、カナダでも鉄道網の建設と同時期に急速に個体数が減った。カナダ・オンタリオ州。(Photograph by Hidehiro Otake)

  • 世界最大の淡水湖、スペリオル湖の夕暮れ。厳しい冷え込みで一夜にして張った薄氷が風に流され、ガラスが割れるような音を立てながら岸に押し寄せてきた。アメリカ・ミネソタ州。(Photograph by Hidehiro Otake)

  • ウッドランド・カリブー州立公園をカヌーで旅する。夕食を作りながら焚き火にあたっていると、北の空にオーロラが輝きはじめた。カナダ・オンタリオ州。(Photograph by Hidehiro Otake)

  • マニトバ州サギーンに暮らすアニシナベの人々による、ワイルドライスの収穫風景。アメリカマコモの種子で、毎年夏の終わりに、浅い湖や河川で実る。一人がカヌーを進め、もう一人が棒で穂を叩いて、籾をカヌーの中に落とす。服装やカヌーの素材は変わっても、この文化的景観は数千年も変わらずに続いてきた。カナダ・マニトバ州。(Photograph by Hidehiro Otake)

  • 巣立ちの近いアメリカフクロウのヒナ。アメリカフクロウは子育てに樹洞を利用するため、アスペンやシラカバなど、広葉樹の老木を必要としている。カナダ・マニトバ州。(Photograph by Hidehiro Otake)

  • チェストナットカヌー社製のカヌーに、1882年の創業以来、職人の手作業で作られるカヌー用リュック、ダルースパックを乗せて。先住民たちの手によって生み出されたカヌーは最初、ニオイヒバの骨組みにシラカバの樹皮(バーチバーク)を貼り合わせたバーチバーク・カヌーだった。その後、ヨーロッパからキャンバスがもたらされるとウッドキャンバス・カヌーが登場。さらに、耐久性の高いアルミや、軽量性に優れた化学繊維や炭素繊維などが使われるようになった。カナダ・オンタリオ州。(Photograph by Hidehiro Otake)

  • 長い時間をかけた羽繕いを終え、伸びをするハシグロアビ。カナダの1ドルコインにも刻印され、ルーンという英語名の方が馴染みがあるかもしれない。野生動物にとって、身支度を整え、体を清潔に保つことは生死に関わる。アメリカ・ミシガン州。(Photograph by Hidehiro Otake)

  • サスカチュワン州北部、アサバスカ湖南岸に広がるアサバスカ砂丘。北緯59度に位置し、東西の幅100㎞、世界最北の砂丘のひとつとして知られる。そのなかを流れるウィリアム川は約8000年の間、最後の氷河が後退する時に残していった大量の砂を運びながら流れ続けている。カナダ・サスカチュワン州。(Photograph by Hidehiro Otake)

  • ピクトグラフと呼ばれる先住民の壁画。鉄分を含んだ顔料に魚や獣の油を混ぜたもので描いたとされる。年代は約300年前の西洋人との接触以前と推測されるが、数千年前のものである可能性も否定できず、詳細は不明のままだ。ピクトグラフはノースウッズ全域に残されているが、カナダの河川でも重要な文化遺産と認められたカナディアン・ヘリテッジ・リバーに登録されているブラッドベイン川沿いに多く存在する。カナダ・オンタリオ州。(Photograph by Hidehiro Otake)

  • 世界最大の鹿の仲間ムース。和名のヘラジカの由来ともなったオスの巨大なヘラのような角は、毎年冬に抜け落ちる。そして、春になると再び伸びてきて、秋の繁殖期には最大となり、その力強さの象徴となる。カナダ・マニトバ州。(Photograph by Hidehiro Otake)