• アメリカクロクマの解体を手伝うジョナサンさん。2015年10月撮影。(PHOTOGRAPH BY MIKE BELLEME)

  • 植物油で走るトラックの荷台に乗るワイルド・ルーツの住人たち。リンゴ酒用のリンゴを収穫した帰りだ。コミュニティーの歴史は約15年で、現在の最古参は10年ほど前から暮らしている。住人は絶えず入れ替わり、滞在期間もさまざまだ。リンゴ酒づくりはコミュニティーにとって、秋の恒例行事だ。2015年10月撮影。(PHOTOGRAPH BY MIKE BELLEME)

  • ラット・シャックと名付けられた小屋。2013年1月の夕方に撮影した。冬の間、ワイルド・ルーツの人口はわずか2~3人まで減る。木材などの資源を無駄遣いしないためだ。(PHOTOGRAPH BY MIKE BELLEME)

  • 12ヘクタールのワイルド・ルーツをくねくねと横切る道。夕食後、住人たちは暖かいたき火から離れ、真っ暗闇の中、森の奥にある自宅へと戻る。(PHOTOGRAPH BY MIKE BELLEME)

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 2007年、1組の男女とその友人たちが米国ノースカロライナ州の森で小規模なキャンプを始めた。やがてキャンプは彼らの家となり、さらに1つのコミュニティーに発展した。

 これが「ワイルド・ルーツ」の成り立ちだ。ワイルド・ルーツはノースカロライナ州西部の森にある生活共同体で、いくつかの原則に従ってつくられた。その原則とは「自由に生きる」、「無駄を出さない」、「常に学び続ける」だ。約12ヘクタールの土地に集団で暮らし、食事をし、水浴びをし、生きていくための「アーススキル」を駆使している。自分たちの知恵で何でも作り、知らないことがあれば、森に教えを請うという生活だ。

文=Daniel Stone/写真=Mike Belleme/訳=米井香織