• ルオシュイ村に住むナジュ・ドルマさん(73)とラクオ・ドルマさん(66)。モソ族の伝統衣装に身を包んでいる。(PHOTOGRAPH BY KAROLIN KLÜPPEL)

  • アサ・ヌジャさん(69)。何世代にもわたり、彼女のような女性たちがモソ族の家々を率い、財産や家名の継承に責任を負ってきた。子どもたちは母親と共に暮らし、母親は気持ち次第で伴侶を替えることができる。男性が現在の配偶者を訪ねてよいのは夜だけだ。この通い婚の伝統は「走婚」と呼ばれる。(PHOTOGRAPH BY KAROLIN KLÜPPEL)

  • モソ族にとって、古い木造の舟は今も大事な交通手段だ。瀘沽湖では、モーターボートは水を汚すという理由で許可されない。この湖は地元の民話にも不可欠だ。モソ族の信仰「ダバ」によると、母なる女神「ゲム」が近くの山に住んでおり、恋をした精霊に拒絶された時に流した涙で瀘沽湖ができたという。(PHOTOGRAPH BY KAROLIN KLÜPPEL)

  • モソ文化の伝統的な家財道具。(PHOTOGRAPHS BY KAROLIN KLÜPPEL)

  • モソ文化の伝統的な家財道具。(PHOTOGRAPHS BY KAROLIN KLÜPPEL)

  • イシ村のサダ・ドルマさん(77)。「何年か前は、ここイシ村にたくさんの観光客が来ました。美しい洞窟があったからです。でも2年前、中国政府が洞窟のすぐ上に空港を建てると、洞窟は危なすぎて入れなくなり、観光客も途絶えました」(PHOTOGRAPH BY KAROLIN KLÜPPEL)

  • 自分の寝室に座る、ザシ村のペマ・ラムさん(73)。多くのダブ(家長)同様、体には長年の野良仕事の跡が刻まれている。より体力のいる労働は男性が手伝うが、農業は女性の責任だ。(PHOTOGRAPH BY KAROLIN KLÜPPEL)

  • シャンクア村に住むセルゲイ・ドルマさん(70)。「1959年以後に人民解放軍がやって来て、たくさんの物を私たちから奪いました。「ダバ」の信仰を続けることは許されず、僧院や祈祷書を軍に焼かれました。1975年以降は、中国は私たちの結婚の慣習をやめさせようとさえしました。『一夫一妻』運動だと彼らは言い、私たちは中国式に結婚して、夫婦一緒に暮らさなければならなくなりました。通い婚という、ここの伝統に反しています」(PHOTOGRAPH BY KAROLIN KLÜPPEL)

  • 自宅に立つゲイク・ドルマさん(77)。地元で急成長中の観光産業で生計を立てている。彼女の一家は最近、モソ族の文化を体験したり、瀘沽湖の自然美を楽しもうとやって来る旅行者向けにレストランを始めた。(PHOTOGRAPH BY KAROLIN KLÜPPEL)

  • シャンクア村のアサ・プレさん(67)。自宅の窓から外を眺める。(PHOTOGRAPH BY KAROLIN KLÜPPEL)

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