• ジャックと巨人の戦いを描いた物語は「ジャックと豆の木」だけではない。英国にいくつもある「ジャックの物語」の一つに、2つの頭を持つウェールズの巨人が登場する。この巨人はジャックを自宅に一晩泊めるが、ジャックは巨人の計画を聞いてしまい、こん棒で殴り殺される危険があると知る。ジャックはベッドに人形を寝かせて朝を待つ。そして、朝食中、巨人をわなにかけ、巨人は自分の腹を切り裂くことになる。(PHOTOGRAPH BY SCIENCE HISTORY IMAGES, ALAMY)

  • 日本には、地下の大ナマズがその巨大な体を揺すったとき地震が起きるという言い伝えがある。鹿島神宮にはそのナマズを押さえ込むとされる石がある。(PHOTOGRAPH BY THE HISTORY COLLECTION, ALAMY)

  • フランス南部ではかつて、ライオンの顔、ヘビの尾、鋭い背中のとげを持つタラスクが人々を恐怖に陥れていた。言い伝えによれば、聖人マルタが森で人の遺体を食べているドラゴンのような生き物と遭遇。マルタはその体に聖水をかけ、木の十字架を振りかざした。すると、怪物はおとなしくなり、町の住人たちに殺された。(PHOTOGRAPH BY THE PICTURE ART COLLECTION, ALAMY)

  • 「千夜一夜物語」の「船乗りシンドバッドの物語」では、ロック鳥がかぎ爪でゾウをつかんで飛び去る。17世紀に絶滅したマダガスカルの固有種、高さ3メートルある巨大な鳥エピオルニスから着想を得たのかもしれない。(PHOTOGRAPH BY THE PICTURE ART COLLECTION, ALAMY)

  • 羽毛で装飾された儀式用の盾。この青い生き物は、人の爪や目、歯を好む伝説の水生生物アウィツォトルの可能性がある。盾の持ち主は、この怪物と同じ名前を付けられたアステカ帝国の君主と考えられている。(PHOTOGRAPH BY WERNER FORMAN, UNIVERSAL IMAGES GROUP/GETTY)

  • 死んだ子供とカラスを掛け合わせたトゥピラク。グリーンランドのイヌイットの神話に登場し、シャーマンたちが災いをもたらすために召喚していた。(PHOTOGRAPH BY HIP, ART RESOURCE, NY)

  • ホメロスの「イーリアス」には、ライオンの頭、ヤギの体、ヘビの尾を持ち、口から火を吐く怪物キマイラが登場する。英雄ベレロポーンはキマイラを退治するため、先端に鉛が付いたやりを口に投げ入れる。キマイラの喉では炎が燃え盛っているため、キマイラは溶けた鉛で息を詰まらせて死んだ。(PHOTOGRAPH BY THE MET MUSEUM OF ART)

  • 日本には、海坊主という伝説上の怪物がいる。暗く穏やかな夜、海の底から現れ、船を沈めると言われている。水死した僧侶の霊魂と考えられている。(PHOTOGRAPH BY STEPHEN HAMILTON, BRIDGEMAN IMAGES)

  • ギリシャ・ローマ神話には、人間の女性と鳥が合体した風の精ハルピュイアが登場する。その後、行く先々で悪臭を放つ不潔な怪物として描かれるようになった。(PHOTOGRAPH BY CHARMET, BRIDGEMAN IMAGES)

  • カナダ、ブリティッシュコロンビア州のクワキウトル族はポットラッチという儀式で、しばしばサンダーバードの仮面を身に着ける。サンダーバードはクワキウトル族の祖先で、人に変身できると言われている。目から稲妻を放ち、羽ばたきによって雷を起こすことができるとも伝えられている。(PHOTOGRAPH BY MUSÉE DU QUAI BRANLY - JACQUES CHIRAC, DIST. RMN-GRAND PALAIS/ART RESOURCE, NY)