特集ギャラリー:ダムに沈む歴史(2018年11月号)

チグリス河岸に古くからある町、ハサンケイフ。ウルス・ダムが完成すれば川の水位が約60メートル上がり、このモダンなカフェや背後の900年前の橋の遺構、岩山にある新石器時代の洞穴も水没する。PHOTOGRAPH BY MATHIAS DEPARDON,INSTITUTE
暑さをしのぐため、夏はベッドを屋上へ移動させる。PHOTOGRAPH BY MATHIAS DEPARDON,INSTITUTE
いずれ水に沈むことになる家の中で、クルド人の少女たちがくつろぐ。PHOTOGRAPH BY MATHIAS DEPARDON,INSTITUTE
2000年にビレジック・ダムの完成で水没したトルコのサバシャン村には、ハサンケイフの未来が垣間見える。ダムは農業の助けになるという触れ込みだったが、農地は今や大部分が水の底だ。観光船が水没したモスクの脇を通過するが、観光業はまだ村人たちの経済的損失を埋めるには至っていない。PHOTOGRAPH BY MATHIAS DEPARDON,INSTITUTE



