• 波に洗われた岩の先にそびえるのは、接岸して割れた海氷。南極半島では、氷が生き物にとっての生命線だが、大気や海の温暖化によって陸と海で氷の融解が進んでいる。PHOTOGRAPH BY KEITH LADZINSKI

  • カニクイアザラシは睡眠も出産も、クジラやヒョウアザラシから身を守るのも氷の上だ(左のアザラシには大きな傷痕がある)。しかし南極半島周辺の海氷は減少し、氷河から分離した写真のような氷塊が、貴重な休息場所になっている。カニクイアザラシは名前に反して、エビに似たオキアミを主に食べる。PHOTOGRAPH BY CRISTINA MITTERMEIER

  • 海岸近くで潜水する若いウの仲間。生まれて初めての挑戦かもしれない。南極半島沿岸では、ペンギン以外にも多くの海鳥が営巣し、食物を探す。PHOTOGRAPH BY CRISTINA MITTERMEIER

  • すべりやすい氷の上に集まったアデリーペンギン。背後のポーレット島では、糞(ふん)が堆積した岩肌に数千羽が並ぶ。南極半島西岸のコロニーは、海水温の上昇とともに消滅しつつある。しかし半島北東端のこの場所は、風と海流のおかげで水温が低く保たれ、ペンギンの数も多い。PHOTOGRAPH BY PAUL NICKLEN

  • 泥まみれのアデリーペンギンのひなが、体を振って水を飛ばそうとしている。南極半島西部では温暖化で降水量が増え、水気をはじく羽毛がまだ少ないひなは、ぬれたまま風に当たると体温を奪われて凍死する。また、巣が水に漬かると卵も死んでしまう。PHOTOGRAPH BY CRISTINA MITTERMEIER

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この写真が掲載されている雑誌

ナショナル ジオグラフィック日本版
2018年11月号

「南極半島 消える生命の氷」を収録

このほか、「新しい顔で取り戻す人生」「オナガサイチョウ」などを掲載しています。