-
兵馬俑 紀元前210年
秦の始皇帝に死後も仕えるよう、陵墓のそばには実物大の兵士や従者の像が副葬されていた。1974年に農夫が発見したのを皮切りに、約8000体の兵士像のほか、馬や二輪戦車、曲芸師、楽師の像なども見つかった。(PHOTOGRAPH BY O. LOUIS MAZZATENTA) -
若きファラオのマスク 紀元前1322年
1922年、英国の考古学者ハワード・カーターがエジプトでツタンカーメンの墓を発見。この10代のファラオ(古代エジプト王)は一躍世界に名をはせた。埋葬用の黄金のマスクは考古学の発見のなかでも特に有名だ。(PHOTOGRAPH BY KENNETH GARRETT) -
アンコール 802~1431年
今のカンボジアにあったクメール帝国の首都アンコールは、最盛期の13世紀には世界最大の面積を誇る都市だった。都は滅んでも、遺跡内の寺院は今も宗教施設としてあがめられている。(PHOTOGRAPH BY KIKE CALVO) -
ポンペイとヘルクラネウムの最後の瞬間 79年
イタリアのポンペイを訪れた観光客が、ベスビオ山の大噴火の犠牲者に見入る(1981年撮影)。この噴火で古代ローマの二つの街が火山灰に埋まった。1924~61年にポンペイの発掘調査を率いた考古学者アメデオ・マイウリはこう書く。「遠い過去の薄暗がりの中から突然、死の瞬間をとどめた人間が眼前に現れた」(PHOTOGRAPH BY DAVID HISER) -
氷河時代の画家
フランス南西部のラスコー洞窟には、2万年近く前の旧石器時代の壁画が残る。当時の人々にとって身近な動物の姿が生き生きと描かれている。(PHOTOGRAPH BY SISSE BRIMBERG)
ここから先は、「ナショナル ジオグラフィック日本版」の定期購読者(月ぎめ/年間)のみ、ご利用いただけます。
定期購読者(月ぎめ/年間)であれば、
- 1 最新号に加えて2013年3月号以降のバックナンバーをいつでも読める
- 2ナショジオ日本版サイトの
限定記事を、すべて読める
おすすめ関連書籍
世界を驚かせた考古学の発見100/エチオピアの苦悩/南極の海の生命を守る/地球最南端の木/長い旅が教えてくれたこと
考古学の発掘調査が始まって2世紀。「世界を驚かせた考古学の発見100」は人類史をひもといた100の発見を振り返ります。今なぜエチオピアで内戦が勃発しているのか、国内情勢などを交えて詳しくレポートする「エチオピアの苦悩」ほか、まもなく9年を迎える人類の祖先の足跡を徒歩でたどるプロジェクト「長い旅が教えてくれたこと」、南米の最南端の島を調査した「地球最南端の木」などの特集をお楽しみいただけます。
定価:1,210円(税込)