ケニアの首都ナイロビの不安が渦巻く夕暮れ。学校の閉鎖、国際線の運航禁止、夜間の外出禁止など、政府が広範囲にわたる感染予防策を発表し始めた3月、多くの人々が密集して暮らすキベラ地区で、住民たちが雨宿りできる場所へと足早に向かう。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI)
キベラの自宅で過ごす「フットワックス」ことミュージシャンのダニエル・オウィノ・オコと4歳の息子ジュリアン・オースティン。二人でフットワックスの曲『感染予防したかい?』を演奏する。地元の方言シェンを使った覚えやすい歌で、パンデミックのなか、自分や周囲の人たちの身を守るよう訴える。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI)
チームのロゴが入った防護服を着て消毒作業のボランティアをする、ンガンド・ユース・スポーツ連合のサッカー選手たち。新型コロナウイルス感染症の流行により、数カ月にわたって試合や練習の機会を失った。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI)
ナイロビのアパートの屋上でゴルフの練習をする外出自粛中の父と息子。いつも利用していた会員制のゴルフ場ムサイガ・カントリークラブは、「国の安全を守るため」として今年の春から一時的に閉鎖していた。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI)
多くの都市と同じく、ナイロビは貧富の差が大きい。立派な家が立ち並ぶ郊外でレッスンを行うヨガ・インストラクターのオリアン・トロード。新型コロナウイルスの感染予防のため、主にオンラインで指導しているが、まだ直接習いに来る生徒もいる。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI)