• 吹雪の中に立つ1頭のバイソン。マックス・ウォー氏が米イエローストーン国立公園で撮影し、「白黒」部門で賞に輝いた。この場面のシンプルさを強調しようと、シャッタースピードを落として雪をぶれさせ、モノクロ画像にした。(PHOTOGRAPH BY MAX WAUGH, WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR)

  • メキシコの報道写真家、アレハンドロ・プリエト氏が撮影し、「ワイルドライフ・フォトジャーナリズム」部門で受賞した作品。プリエト氏は2年にわたり、カメラトラップを使って、このメキシコのジャガーを、米国・メキシコ国境の両側で記録してきた。この写真は、国境の壁にその姿を投影し、壁を延長することにより、重要な生息地においてジャガーが行動する上で、どれほど影響を受けるかを示そうとしたもの。(PHOTOGRAPH BY ALEJANDRO PRIETO, WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR)

  • 「ナショナル ジオグラフィック」で活躍する写真家、ヤスパー・ドゥースト氏の写真シリーズが「ワイルドライフ・フォトジャーナリスト・フォトストーリー賞」部門で受賞した。かつては人々に大切にされていたニホンザルを撮影したものだ。写真のサル「りく」は17年にわたり、地元の人たちや観光客向けに、東京の劇場でコミカルな演目を1日3回披露していた。(PHOTOGRAPH BY JASPER DOEST, WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR)

  • アリに擬態するカニグモ科のクモ。インドの写真家、リパン・ビスワス氏が撮影し、「動物のポートレート」部門で最優秀賞を獲得した。ビスワス氏はアリのコロニーを撮影中、この「小さな侵入者」を目にして不意を突かれた。コロニーに紛れ込むため、このクモはアリになりきっていたのだ。(PHOTOGRAPH BY RIPAN BISWAS, WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR)

  • 南極大陸、エクストレム棚氷で撮影したシュテファン・クリストマン氏によるシリーズが「ワイルドライフ・フォトグラファー・ポートフォリオ賞」部門の最優秀賞に選ばれた。5000羽を超すコウテイペンギンの姿を記録したこの写真は、凍える寒さの日、たそがれ時のわずかな時間に撮られた。(PHOTOGRAPH BY STEFAN CHRISTMANN, WILDLIFE PHOTOGRAPHER OF THE YEAR)

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ロンドン自然誌博物館による世界最高峰の野生生物写真コンテスト「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」。2019年の受賞作15点を紹介する。

文=NATASHA DALY/訳=高野夏美

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