ギャラリー:ブッダの生涯をひも解く仏教の聖地と遺物、写真13点 ネパール中南部、ルンビニの菩提樹の下に座るサドゥー(修行僧)。考古学者が発掘調査を進めているルンビニは、今も仏教徒の巡礼地だ。(F. BIENEWALD/GETTY IMAGES) ガンダーラ語で書かれた1世紀の巻物の一部。現存する最古の仏典の1つである。大英図書館収蔵。(BRITISH LIBRARY/ALBUM) ゴータマ・シッダールタ(釈迦)が育ったとされるネパールのカピラバストゥ(カピラ城)の遺跡。(LEONID PLOTKIN/ALAMY/CORDON PRESS) 1世紀の黄金の聖遺物容器(ビマラン棺)に刻まれた仏陀像(中央)。アフガニスタン東部ビマランのストゥーパ(仏塔)の中から発見。大英博物館収蔵。(SCALA, FLORENCE) インドのビハール州ブッダガヤのマハーボーディ寺院(大菩提寺)は、ブッダ(仏陀)が菩提樹の下で悟りを開いた場所と伝えられている。最初に建造されたのは紀元前3世紀のアショーカ王の時代で、現在のレンガ造りの建物は後5世紀のもの。(OLAF SCHUBERT/ALBUM) 仏教に帰依したマウリヤ朝のアショーカ王は、領土各地に碑文を残した。この石柱は、紀元前249年頃に王がルンビニを訪問したことを記念して建てた碑。(IRA BLOCK/NGS) インド中部サーンチーのストゥーパは紀元前3世紀にアショーカ王によって建てられた。北門には釈迦の生涯の場面が刻まれている。ドーム型のストゥーパはインドやネパールの各地で見られる。(UNIQUELY INDIA/AGE FOTOSTOCK) 現在のパキスタンにあたる地域で2〜3世紀に制作されたレリーフ。マーヤー(摩耶)夫人(右)がサラソウジュ(沙羅双樹)の枝につかまって出産したゴータマ・シッダールタは、のちにブッダ(左)となった。フランス、ギメ東洋美術館収蔵。(RICHARD LAMBERT/RMN-GRAND PALAIS) ルンビニのマーヤー・デービー寺院の白い壁は、それ以前の仏教建築の上に建てられた。マーヤーはシッダールタを出産する前にこの池で沐浴したと伝えられている。(F. BIENEWALD/GETTY IMAGES) マーヤー・デービー寺院の周囲にあるストゥーパ。これらは3世紀から9世紀にかけて建てられた。(R. BONNEROT/GETTY IMAGES) 紀元前3世紀に建てられたアマラバティの大塔は、古代インドで特に重要な仏教のモニュメントだった。訪れた巡礼者は、ブッダの生涯を刻んだ精巧なレリーフを見ることができた。写真はブッダの誕生を表すレリーフで、大英博物館に収蔵されている。 (BRITISH MUSEUM/SCALA, FLORENCE) ルンビニのマーヤー・デービー寺院の壁に向かって祈りをささげる僧侶たち。その背後では考古学者たちが古代の神聖な建造物の発掘調査を行っている。(IRA BLOCK/NGS) マーヤー・デービー寺院内の発掘によって現れた紀元前3世紀のレンガの層。 (IRA BLOCK/NGS)