1861年にドイツの採石場で世界で初めて発見された羽根の化石。1億5000万年前のものだが、保存状態は非常に良い。丹念な分析の結果、この羽根はやはり始祖鳥のものであるとする論文が発表された。(MUSEUM FÜR NATURKUNDE BERLIN)
3Dで再現した始祖鳥。問題のジュラ紀の羽根は左の翼に生えていた。(RYAN CARNEY)
以前の研究でこの羽根は白黒だったとされたが(左から2番目)、走査型電子顕微鏡を使ってメラノソームという色素の化石を分析した結果、全体が光沢のない黒で、先端が最も濃かったことが判明した(3番目)。研究者のライアン・カーニー氏の腕には、この羽根のタトゥーが入っている(右端)。(COMPOSITE OF FOUR IMAGES; MUSEUM FÜR NATURKUNDE BERLIN(左), AND RYAN CARNEY)