ブラジルの国立先住民保護財団「FUNAI」が派遣した調査チーム。ジャヴァリ谷先住民区域を流れるイトゥイ川の上流を目指す。(PHOTOGRAPH BY GARY CALTON)
ブラジル東部のマラニャン州にあるアラリボイア先住民区域をパトロールする、グアジャジャラ族によって結成された「森林ガーディアンズ」。ブラジル政府からの支援がほとんどない中、彼らは違法伐採者による侵入から土地を守るために戦っている。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES, NATIONAL GEOGRAPHIC)
火事による被害を受けたアラリボイア先住民区域の中心部。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES, NATIONAL GEOGRAPHIC)
アワ族のタカペン氏は、1990年代に初めて外部と接触を持ったものの、マラニャン州の森を移動しながら暮らす生活の方を好んでいる。アワ族は、その大半がすでに外部と接触して定住者として暮らしているが、今も100人ほどの非接触者が存在し、マラニャン州にある3カ所の保護区の森で移動生活を続けている。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES, NATIONAL GEOGRAPHIC)
ペットのヒゲサキ(サル)と一緒にポーズをとるアワ族の女性。この女性はすでに外部と接触しているが、森で暮らす動物たちとは今も強い絆で結ばれている。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES, NATIONAL GEOGRAPHIC)
ロンドニア州のルーズベルト先住民区域で、違法な採鉱作業に使われたブルドーザーを解体する、ブラジルの環境保護機関「IBAMA」から派遣された特別査察グループ。ジャイール・ボルソナロ大統領は、ブラジルアマゾン全域の先住民地区における鉱物の採掘を合法化すると公約しており、広範囲に及ぶ環境破壊と地元コミュニティの分断が懸念されている。(PHOTOGRAPH BY FELIPE FITTIPALDI, NATIONAL GEOGRAPHIC)
南部の州ロライマにあるヤノマミ先住民区域に残る、2016年に行われた違法な金の採掘の傷跡。高水圧ホースと毒性の強い水銀を使って金を抽出する違法採鉱者たちのやり方は、アマゾン全域で被害を与えている。区域内では現在、数千人にのぼる人々が違法な採鉱を続けており、その周辺や川の下流で暮らすヤノマミ族の体からは、危険な量の水銀が見つかっている。(PHOTOGRAPH BY BRUNO KELLY, REUTERS)
ロンドニア州ボア・ビスタ・ド・パカラナにある製材所で、ひとりで寝ずの番を務めるIBAMAの職員。2019年7月、IBAMAの調査により、一帯にある製材所では、在庫目録の不正が広く行われていることがわかった。目録に記された材木の多くは、近隣にある3つの先住民保護区から違法に切り出されたものだった。(PHOTOGRAPH BY FELIPE FITTIPALDI, NATIONAL GEOGRAPHIC)