• アメリカヤナギクラゲは、夜は深場で休み、昼に海面に浮上してプランクトンを食べる。「クラゲ」と総称される、ゼラチン質の体をした海洋生物のなかでも、海岸近くで最もよく見られる種の1つだ。 Chrysaora fuscescens 傘径20センチ PHOTOGRAPH BY DAVID LIITTSCHWAGER

  • ハナガサクラゲは、繊細で美しいが危険という、相反する特徴を備えている。海底近くで色鮮やかな触手を揺らして魚をおびき寄せると、毒のある刺胞で仕留めるのだ。Olindias formosus 傘径10センチ PHOTOGRAPH BY DAVID LIITTSCHWAGER

  • 鉢虫綱のポリプ(幼生)は岩に付着し、無性生殖で横分体(ストロビラ)を形成して「エフィラ」と呼ばれる雪の結晶状のクローンを産む。エフィラは水中を漂いながら成長し、やがてクラゲになる。クラゲは有性生殖によって多数の幼生を産み、これが海底に着生してポリプになる。写真はミズクラゲのストロビラとエフィラ。Aurelia coerulea エフィラの体長は約3ミリ PHOTOGRAPH BY DAVID LIITTSCHWAGER

  • シンカイウリクラゲは有櫛動物門のクシクラゲの一種。クシクラゲには散在神経系と肛門があり、現存する最古の生物だとも考えられている。体には櫛状の繊毛が8列並んでいて、これで水をかいて進む。黒海では1980年代、クシクラゲが大量発生し、漁業に甚大な被害を与えた。Beroe abyssicola 体長12センチ PHOTOGRAPH BY DAVID LIITTSCHWAGER

  • 世界各地で毎年、75万トンを超すクラゲが食用に捕獲されている。写真は大量に捕まるビゼンクラゲの一種。その口腕には刺胞がびっしりと並んでいて、棘針の付いた刺糸を放って、獲物に毒を注入する。人間が刺されることもある。Rhopilema sp. 傘径5センチ PHOTOGRAPH BY DAVID LIITTSCHWAGER

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この写真が掲載されている雑誌

ナショナル ジオグラフィック日本版
2018年10月号

「魅惑のクラゲ」を収録

このほか、「森を奪われるアマゾンの孤立部族」「強制収容された日系人」などを掲載しています。