• ブルガリアでは仮装した人のことを一般的に「クケリ」と呼ぶが、地方によって独自の名称もある。南西部のラズログでは「チャウシュ(守護者という意味)」と呼び、ヤギの毛皮で作った仮面と衣装で新年を迎える。(PHOTOGRAPH BY EVO DANCHEV)

  • 南西部シミトリの少年が「バブゲル」というクケリに仮装する。かつて仮装は成人男性がするものだったが、今では誰でも参加できるようになった。参加する人が増えれば、伝統の保護につながるだろう。(PHOTOGRAPH BY EVO DANCHEV)

  • クマは脇役だが、地方によってさまざまな役割を演じる。ある地域では、ほかのクケリと戦って倒される役だ。一方、村人を踏みつけるまねをすることで、その人に健康をもたらすと考えられている地域もある。(PHOTOGRAPH BY EVO DANCHEV)

  • 西部のエロフドル村に古くから伝わる木彫りの仮面をかぶったクケリは「スルバカリ」と呼ばれる。「儀式では健康と幸運を祈り、色々な心配事を忘れて元気になれます」と、アンドレイ・コテフ(左)は話す。この村に伝わる木彫りの仮面は、今ではほとんどがコレクターの手に渡ってしまった。また、仮面の職人も高齢化が進み、多くの作り手がその技術を後世に伝えることなく亡くなった。(PHOTOGRAPH BY EVO DANCHEV)

  • 46歳のシュテリョ・ダンチェフは、儀式の前に毛皮を水に浸して柔らかくし、体に巻きつけて縫い合わせる。なめし革やバックルを使った今風の衣装になぜ変えないのかと問われると、衣装は昔のままであるべきだからと答えた。(PHOTOGRAPH BY EVO DANCHEV)

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