• この部分に描かれた中国中央テレビ(CCTV)本社ビルは、地元ではズボンに似ていると思っている人が多い。すぐ右では新しい超高層ビルが建設中だ。中国の伝統的な杯に形が似ているため、ビルの足元にワインボトルがある。(ILLUSTRATION BY GARETH FULLER)

  • フラー氏の地図の中央部分。北京の中心にある紫禁城周辺が描かれている。中央のデザインは、中国伝統の方形のコンパスの中に西洋の羅針図を組み込んだものだ。(ILLUSTRATION BY GARETH FULLER)

  • 万里の長城が地図全体の上の端近くを蛇行し、その上には中国の長寿のシンボルがある。地図が左右対称なのは、北京中軸線と呼ばれる道を反映しているからだ。南北に走るこの道は、13世紀以来、街の成長と発展にとって背骨となる役割を果たしている。(ILLUSTRATION BY GARETH FULLER)

  • 宇宙計画など、中国のイノベーションを描いている部分(左上に人工衛星や天体が描かれている)。近くに何層にもなった農作物の栽培施設があり、ここで育った野菜を包装してドローンが飛び立つ。まだ実現していないが、未来的な都市農業経営の一場面だ。(ILLUSTRATION BY GARETH FULLER)

  • 作者はこの箇所で、原子力発電所が、現在使われているウランやプルトニウムではなく、化学元素トリウムで動き、都市にクリーンな電力を供給する未来を想像している。トリウムを表す記号(Th)が地図の至る所に見える。(ILLUSTRATION BY GARETH FULLER)

  • 地図のこの部分には、新旧の世界が重なっている。伝統的な仏教のシンボルである無限の結び目(中央上)と、中国の十二支を構成する動物たちの輪が、携帯電話をたたえる架空の寺院を取り囲む(仏塔のような建物の上に、Wi-Fiを表す世界共通の記号が載っている)。(ILLUSTRATION BY GARETH FULLER)

  • 風力タービンと農場経営がロボットによって管理される未来像。高速鉄道を支える柱の1本に、陽気な犬の絵が描かれている。犬は中国文化で愛される動物であり、2018年の干支でもある。(ILLUSTRATION BY GARETH FULLER)

  • 中国では、電気自動車がすでに走り始めている。この箇所では、未来的な工場をロボットが動かしており、従来の車が電気自動車にリサイクルされている。(ILLUSTRATION BY GARETH FULLER)

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英国人アーティストのガレス・フラー氏は、一年かけて北京の街を歩きまわり、信じられないくらい詳細な手書きの地図を描き上げた。

文=Greg Miller/訳=高野夏美

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