• 日差しを避けて涼しい岩陰の巣に戻ろうとする、米国コロラド州ロッキーマウンテン国立公園のナキウサギ。標高の高いところでの越冬に適応したナキウサギは、夏の気温の上昇にはとくに敏感だ。「コロラドナキウサギプロジェクト」は、この愛すべき北米在来種をより厳重に保護するために、できる限り多くのデータを集めることを目指している。(Photograph by Kristi Odom)

  • 2021年6月、コロラドナキウサギプロジェクトが公園で実施したトレーニングセッションに参加するボランティアたち。同プロジェクトは市民科学者(「ナキウサギパトロール」)の力を頼りに、コロラドロッキー全域に72カ所ある観察地点でデータ収集を進めている。(Photograph by Kristi Odom)

  • アメリカナキウサギは、主に標高4300メートル以下の高山に生息している。この環境で生き残れるよう体が最適化されているため、気候のわずかな変化にも影響を受ける。(Photograph by Kristi Odom)

  • 夏の間、ナキウサギは岩場の巣穴と付近の草原の間を行き来して、冬を越すための草を蓄える。(Photograph by Kristi Odom)

  • コロラド州、ブレイナード湖レクリエーションエリアに研究者が設置したトラップにかかったナキウサギ。体の寸法やバイタルサインを測定し、耳にタグを付けてから解放する。(Photograph by Kristi Odom)

  • ナキウサギの小さな後ろ足のサイズを測定する、ナキウサギの研究者クリス・レイ氏(右)と学生のオースティン・ナッシュ氏(中央)。記録をとっているのは学生のクリスタル・ゴンザレス氏。(Photograph by Kristi Odom)

  • レイ氏(手前右)とトレーナーのパトリック・クロウェル氏(レイ氏の後ろ)に引率され、初めてのナキウサギの観察に挑むナキウサギパトロールのボランティアたち。(Photograph by Kristi Odom)

  • 麻酔が充満した容器でナキウサギをおとなしくさせてから測定を行う。(Photograph by Kristi Odom)

  • ナキウサギの生息を支える涼しい環境は、何百万人もの人々に水を供給する氷の保存にも役立っている。「ナキウサギが減っている場所では、地下の氷も減っているものと思われます」とレイ氏は言う。「つまり、ナキウサギは西部の水域の健全性を示す指標のようなものなのです」(Photograph by Kristi Odom)

  • ナキウサギが冬の備えを続けられるよう、貯蔵した草のそばに放すレイ氏。ナキウサギはこの後、岩の下の巣穴で、断熱効果のある雪の毛布に守られて冬を過ごす。(Photograph by Kristi Odom)

この写真の記事

毎年夏、ボランティアの「ナキウサギパトロール」がロッキー山脈を歩き、気候危機にさらされる小さな動物を観察している。

文=AMANDA MASCARELLI/写真=KRISTI ODOM/訳=北村京子

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