• ニューヨーク州クイーンズ
    毎週金曜日に無料で配布される食料品をもらうため、星条旗柄のマスクをし、数百人の列に並ぶ84歳のマリア・キンテレス。米国最大の飢餓救済団体「フィーディング・アメリカ」によると、2020年には約4500万人もの米国人が食料不安に陥ったと考えられる。(PHOTOGRAPH BY NATALIE KEYSSAR)

  • テキサス州ヒューストン
    「忘れられた人々」に食事を届ける
    NPO「ルシールズ1913」の調理スタッフ、キンバリン・リバス(右)とローレンス・ウォーカーが、ヒューストン全域に無料で配る食事を用意する。ルシールズ1913は、人気レストラン「ルシールズ」のオーナー、クリス・ウィリアムズが運営するNPO。支援対象は、高齢者施設などに暮らす「忘れられた人々」だ。団体では現在、1日最大800食を困窮者に提供している。(PHOTOGRAPH BY GRAHAM DICKIE)

  • ウェストバージニア州メイセル
    学校や友人に支えられて
    小学校から帰宅し、持ち帰った食品を袋から出すキング家のオータム(左)とシドニー。母親のジェニファーはソファで二人の宿題を確認中だ。娘たちは小学校で言語聴覚士のキャシ・リンキノガーによる訓練を受けている。ジェニファーも、小学生の頃に彼女の訓練を受けた。よくキング家に立ち寄って食べ物を届けてくれるリンキノガーのことを、ジェニファーは「家族同然」だと考えている。キング家には車がないため、食料品店に行くには、誰かに頼んで連れていってもらわなければならない。この学区では、国から200万ドル(約2億2000万円)の助成金を受けて、困難な状況に陥ったときも、生徒たちが自信を失わず、立ち直る力をつけるためのプログラムを開発している。(PHOTOGRAPH BY MADDIE MCGARVEY)

  • ウェストバージニア州ダンロウ
    食料配給所での長い待ち時間
    地元の消防団で長年ボランティアをしているウィラード・マーカムは、この日、無料の食料配給所で725番目に食料品を受け取った。彼の車が最後の1台だった。マーカムは2019年に炭鉱の仕事を解雇され、現在は週に最大90時間働いて、妻と7人の孫を養っている。この日は自分の家族と、車をもっていない近所の高齢者のために食料品を取りに来た。
     2003年にこの配給所を開設したビル・ライケンスによると、近隣の町でいくつかの配給所が閉鎖されてから地域の需要が高まり、多くの人が遠くから来て、車中泊で列に並ぶ人までいるという。2019年には300世帯だった利用者が、2020年11月には900世帯に増えた。コロナ禍で多くの人が職を失い、感謝祭やクリスマスを前にして食料不安が高まったことから、混雑がピークに達したのだ。(PHOTOGRAPH BY MADDIE MCGARVEY)

  • ウェストバージニア州クレイ郡
    自然を頼りに生き抜く
    飼い犬を抱いて家の外に立つアレックス・マクビー(左)と、ジェン・ライブリーと夫のクリス。ここから一番近い食料品店までは数キロ離れているため、パンデミックが起きてからは、クレイ郡立高校の教師アマンダ・シェルトンが届けてくれる食料品に頼っている。(PHOTOGRAPH BY MADDIE MCGARVEY)

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