• フィリピンのパンガタラン島海洋保護区で、泥だらけの海底を蹴って、堆積物を巻き上げるカブトガニ。10年にわたる環境回復活動の末に、湾内はプランクトンが豊富になり、より大型の動物が再び生息できる環境になった。(PHOTOGRAPH BY LAURENT BALLESTA)

  • 甲羅の内側には小さな生態系が隠れている。体表の毛のようなものは微細で綿毛状のヒドロ虫類で、はさみにはエビがまとわりついている。こうしたほかの生き物との相互関係についてはまだほとんど知られていない。(PHOTOGRAPH BY LAURENT BALLESTA)

  • パンガタラン島の海底を進んでいくカブトガニ。まるで戦車のようだ。彼らはマングローブの植林や、人工のサンゴ礁の造成による恩恵を受けてきた。カブトガニは節口綱に属していて、甲殻類よりもクモやサソリと近縁の生き物だ。(PHOTOGRAPH BY LAURENT BALLESTA)

  • カブトガニの後体部の背面を拡大すると、一文字の筋やへこみが見える。これらは、腹側にある鰓(えら)を支えたり動かしたりする部位とつながっている。下の黒っぽい突起は、ネコのひげのような役割を果たすようだ。(PHOTOGRAPH BY LAURENT BALLESTA)

  • カブトガニと一緒に泳ぐコガネシマアジ。泥を掘って貝などを食べるカブトガニの食べ残しを狙っているのか。より大きな魚がサンゴ礁に戻ってくると、カブトガニはこの生態系で最大の生物ではなくなるだろう。(PHOTOGRAPH BY LAURENT BALLESTA)

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