• フランス領南方・南極地域の陸と海、フランス
    インド洋の南に浮かぶフランス領の島々は、地球上でも例がないほど多様な鳥(特にオウサマペンギン、キバナアホウドリなど)と海洋哺乳類の保護区となっている。(PHOTOGRAPH BY AFP, GETTY IMAGES)

  • ヒルカニアの森林群、イラン
    2500万〜5000万年にわたり、カスピ海の南の沿岸に存在する古代からの森。180種の鳥と絶滅の危機に瀕するペルシャヒョウを含む58種の哺乳類が生息する。(PHOTOGRAPH COURTESY BY FARIBA BABAEI, UNESCO)

  • クラドルビ・ナト・ラベム、チェコ
    440年前から続くクラドルーバー種の繁殖訓練施設。クラドルーバー種はかつて貴族が儀式に用いた馬車馬だ。ユネスコは「馬が輸送、農業、軍事支援、貴族の象徴という重要な役割を果たしていた時代につくられたヨーロッパを代表する繁殖施設」と評価している。(PHOTOGRAPH BY CTK, ALAMY)

  • バッジ・ビムの文化的景観、オーストラリア
    古代の溶岩流によって形成された湿地、湖、溶岩溝。オーストラリア南西部に暮らすグンディジャマラ族は6000年前からこれらの地形を利用して、ウナギをわなに閉じ込め、飼育、捕獲してきた。地球上で最も古く、最も大きい養殖施設の一つだ。世界遺産には3つの先住民保護区が含まれ、バッジ・ビムの先住民レンジャーが管理している。(PHOTOGRAPH BY RODNEY DEKKER, COUNTRY NEEDS PEOPLE)

  • 良渚古代遺跡、中国
    中国東部の長江流域で見られた新石器時代後期の遺跡。治水システムを含む都市計画の証拠が残されている。DNA解析の結果、一帯が人の移動ルートになっていた可能性が浮上。多様な独自文化が育まれていたと推測されている。(PHOTOGRAPH BY XINHUA, WANG DINGCHANG, ALAMY)

  • 古代製鉄遺跡群、ブルキナファソ
    古代の鉱山や土でつくられた炉など、3000年前近くまでさかのぼる遺跡5つから成る。この地域で製鉄が重視されていたことを物語っている。(PHOTOGRAPH COURTESY BY SÉBASTIEN MORISET, UNESCO)

  • アウクスブルクの水管理システム、ドイツ
    運河、給水塔、泉、水力発電所。この街の水管理システムが700年にわたり、革新的な進化を遂げてきた証拠だ。(PHOTOGRAPH BY NEMO1963, GETTY IMAGES)

  • エルツ山地、クルスナホリ鉱業地域、ドイツ、チェコ
    鉱業の町から立て坑の穴、地下洞窟まで、中世ヨーロッパに影響を与えた鉱業文化と歴史が垣間見える2カ国20余りの遺産。エルツ山地は1460〜1560年、ヨーロッパ大陸で最も重要な銀鉱石の産地だった。その後はスズとウランの採掘が行われた。(PHOTOGRAPH COURTESY JAN ALBRECHT, UNESCO)

  • シエンクワーン県ジャール平原の巨大石つぼ遺跡群、ラオス
    ラオス北部の森林地帯の平原に、2000を超える風変わりな石つぼが散らばっている。約1000年にわたり、葬儀に使用されていたと考えられている。円筒状のつぼ、その破片、ふた、墓石は、鉄器時代にこの地で育まれた文明の最も確かな証拠だ。(PHOTOGRAPH BY ELNAVEGANTE, GETTY IMAGES)

  • 【関連フォトギャラリー】
    「ギャラリー:2018年に登録された新しい世界遺産19カ所」
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この写真の記事

 2019年は計29の文化遺産、自然遺産がリストに追加された。2001年以来、最も多い新規登録数で、世界遺産の総数は1121となった。世界最古かつ世界最大の養殖施設の一つから日本の古墳まで、訪れる価値のある新しい世界遺産を写真で紹介しよう。

文=MEGHAN MINER MURRAY/訳=米井香織

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