• 南米を目指して数千キロの旅を始める前に、フロリダ州のオキーチョビー湖近くの野生生物回廊内の牧場で休むツバメトビの群れ。大陸を縦断して渡りを行う鳥たちにとって、このような緑地は、大切な休息地点となる。(Photograph by Carlton Ward Jr.)

  • ヤシの木の倒木の上で羽を乾かすミミヒメウ。タンパの北、ダネロン近くのレインボーリバーで撮影。フロリダ野生生物回廊は、レインボースプリングス州立公園を含む4万平方キロ近い公有地を保全している。(Photograph by Carlton Ward Jr.)

  • クリスタルリバー国立野生生物保護区の泉を泳ぐマナティー。冬には、こうした温かい水が湧く泉がマナティーの避難所となる。回廊を保全すれば、泉と河口をつなぐ水路とその水質が保護され、危機に瀕しているマナティーを守ることができる。(Photograph by Carlton Ward Jr.)

  • エバーグレーズ国立公園のマングローブの林を進む漁船。この一帯が開発によって分断されることを阻止するには、オーランドに近いエバーグレーズの源流と回廊の保全が不可欠だ。(Photograph by Carlton Ward Jr.)

  • フロリダパンサー野生動物保護区。絶滅の危機にあるフロリダパンサーが生き延びるためには、北に生息域を拡大しなければならず、その移動はすでに始まっている。うまくいくかは回廊内の私有地の保全状態にかかっている。(Photograph by Carlton Ward Jr.)

  • ビッグサイプレス居留地で牛の世話をする人々。州内の2万平方キロの牛の放牧地は回廊の多くを占めており、野生生物の重要な生息地となっている。(Photograph by Carlton Ward Jr.)

  • フロリダパンサーは、野生生物回廊内にあるフロリダ州中南部のこの柑橘園を通って移動する。この土地が今後も開発されないようにするため、自然保護団体「ザ・ネイチャー・コンサーバンシー」が、果樹園の所有者に保全地役権料を支払っている。パンサーにとっても農園にとっても有益な取り決めだ。(Photograph by Carlton Ward Jr.)

  • 森林と湿原を縫うように蛇行し、メキシコ湾にそそぐアウシラ川。約1000の河川や水路を結ぶフロリダ野生生物回廊は、安全な飲料水の供給には欠かせない存在で、メキシコ湾と大西洋の河口の健全性の維持にも役立つ。(Photograph by Carlton Ward Jr.)

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 互いにつながった広大な自然を整備できれば、動物たちが行き来できる「回廊」となる。大がかりな保護の取り組みが米国フロリダで法制化された。

文=DOUGLAS MAIN/写真=CARLTON WARD JR./訳=稲永浩子

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