• ユビナガサラマンダー(Ambystoma macrodactylum)の成体。米オレゴン州デシューツ郡で撮影。幼生期、生息する池の餌が不足すると、頭と鋤骨歯が大きく発達する。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK)

  • 環境ストレスによる「変形」プロセスは、表現型の可塑性と呼ばれる。ユビナガサラマンダーの場合、変形は幼生期でのみ起こる。この写真のような完全に成長した個体では、こうした変形はもう見られない。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK)

  • スキアシガエルのオタマジャクシは、雑食形態(左)に成長するのが通常だ。しかし、甲殻類(中)など大きな動物を食べると、エビや他のオタマジャクシなど、より大きな獲物を食べることに特化した独特な肉食形態(右)になる。(PHOTOGRAPH BY DAVID PFENNIG)

  • 新熱帯に住むスナドケイアマガエルのオタマジャクシ(Dendropsophus ebraccatus)は、近くの捕食者の種類に応じて、さまざまな形態に成長する。この形態では、尾が色鮮やかになり、ヤゴ(トンボの幼虫)の注意を体からそらす。(PHOTOGRAPH BY JUSTIN TOUCHON)

  • スナドケイアマガエルのオタマジャクシの魚形態。尾が透明になり、魚から隠れやすくなる。(PHOTOGRAPH BY JUSTIN TOUCHON)

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 サラマンダーやカエルの子どもの中には、速く成長して厳しい環境を生き残るために、遺伝子の働き方が変化し、共食いや肉食に適した体つきに「変形」するものがいる。そして、元に戻ることもある。

文=STARRE VARTAN/訳=牧野建志