そそり立つ崖、深い峡谷、そして高地の砂漠─ユキヒョウは何千年にもわたって人を寄せつけないようなアジア中央部の過酷な土地に生きてきた。生息地の空気は薄く、雪は深く、気温は氷点下になる。そのため目撃例が少なく、幻の存在とされていた。だが、保護活動や自動撮影装置、観光ブームのおかげもあり、その姿が少しずつ見え始めた。

文=ピーター・グウィン(英語版編集部)/写真= プラセンジート・ヤダブ、フレデリック・ラリー、サンデシュ・カドゥール