• カリブーは春になると、北極圏国立野生生物保護区(ANWR)の沿岸部にある平原に移動し、そこで6週間過ごす。草を食べて子を産み、群がってくる蚊や先住民のハンターたちから身を守る。この一帯には原油が眠っているとみられている。PHOTOGRAPH BY FLORIAN SCHULZ

  • この保護区には、北米のクマ3種(アメリカグマ、ホッキョクグマ、ハイイログマ)がすべて生息している。カニング川のほとりでカリブーを撮影中、写真家のフロリアン・シュルツは遠くにこのハイイログマがいることに気づいた。次に目を向けるとクマは40メートルほどの距離まで近寄り、彼をにらんでいたという。PHOTOGRAPH BY FLORIAN SCHULZ

  • 雄のジャコウウシが、ハーレムの支配権を狙うライバル(左)と戦う。ジャコウウシは氷河期の環境に適応し、19世紀にはアラスカのノース・スロープ地方から姿を消した。だが1969年に再導入され、今では少数の群れが年間を通して沿岸部の平原で暮らす。PHOTOGRAPH BY FLORIAN SCHULZ

  • ボーフォート海に突き出した陸地で、海面が凍るのを待つホッキョクグマの親子。海が凍れば、アザラシを捕って食べられる。だが急速な温暖化で海氷が消失し、狩りが満足にできなくなったため、ボーフォート海南部の個体数は4割減少した。PHOTOGRAPH BY FLORIAN SCHULZ

  • 秋になるとハクガンはツンドラを旅立ち、南のカリフォルニア州やメキシコを目指す。夏の間、200種以上の渡り鳥がこの保護区で過ごす。鳥たちはオーストラリア以外のすべての大陸からやって来る。PHOTOGRAPH BY FLORIAN SCHULZ

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この写真が掲載されている雑誌

ナショナル ジオグラフィック日本版
2018年6月号

特集「極北の野生に迫る危機」を収録

このほか、「海に流れ出るプラスチック」「プラスチック4つの視点」「北米の消えた入植者たち」などを掲載しています。