特集ギャラリー:観光と動物とSNS(2019年6月号)

タイのバンコク近郊にあるサムットプラカーン・ワニ園&動物園では、4歳になるゾウのグルアイ・ホムが鎖でつながれている。腫れた右の前脚に体重をかけずに立つ姿や、床に寝ることでついたこめかみの傷が痛々しい。PHOTOGRAPH BY KIRSTEN LUCE
ロシアのボリショイ・サンクトペテルブルク国立サーカスの調教師とクマ。子グマの頃から2本脚で歩かせる訓練をする。首に鎖をかけて壁につなぎ、後ろ脚で長時間立たせることもある。PHOTOGRAPH BY KIRSTEN LUCE
観光客が取り巻くなか、ツアー業者が手にした餌を食べようとするアマゾンカワイルカ。体には、仲間と餌を奪い合うときについた無数の傷がある。ここ、ブラジルのネグロ川では、動物との触れ合い体験が人気だ。PHOTOGRAPH BY KIRSTEN LUCE
サムットプラカーン・ワニ園&動物園にある撮影スタジオ。幼いチンパンジーはおむつを替えると再び鎖につながれる。短い鎖でつながれた老いたトラのカイ・ケンは、歯茎の炎症が悪化し、顎の下まで化膿(かのう)していた。PHOTOGRAPH BY KIRSTEN LUCE
モスクワ郊外の森で、天使の衣装をつけたモデルと撮影に挑む26歳のヒグマ、ステパン。飼い主が世話をしている。SNSで人気のこのクマをインスタグラムに投稿するため、ロシアの女性たちが1人8万4000円ほど払ってカメラを構えている。PHOTOGRAPH BY KIRSTEN LUCE




