• 「死の勝利」を描いた15世紀イタリアの作者不明のフレスコ画。一般的に中世の3大疾患は、感染症、栄養失調、そして戦争や事故による負傷だったと考えられている。(ART VIA WERNER FORMAN ARCHIVE, BRIDGEMAN IMAGES)

  • 今回の研究で分析された遺骨の一部は、英国ケンブリッジのセント・ジョン・ジ・エバンジェリスト病院跡地で発掘された。(PHOTOGRAPH BY CAMBRIDGE ARCHAEOLOGICAL UNIT, ST JOHN'S COLLEGE)

  • 中世の遺骨。矢印で示されているのは背骨にできたがんの病変。研究では、血流が豊富で骨転移が最も多く発生する骨盤、脊椎、大腿骨に絞って分析された。(PHOTOGRAPH BY JENNA DITTMAR)

  • 14世紀のヨーロッパの手引書『健康全書』には、病気への対処法が描かれている。ここでは女性がサルビアを摘んでいる。(ART VIA BRIDGEMAN IMAGES)

  • 14世紀の『健康全書』によると、中世では酸味の強いりんごが収穫され、病気の治療に利用された。(ART VIA BRIDGEMAN IMAGES)

  • 中世のタロットカード「カップの3」には、患者の枕元にいる医師が描かれている。これまで、中世ヨーロッパでがんは珍しかったと考えられてきた。(ART VIA BRIDGEMAN IMAGES)

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産業革命前の英国では、がんの発生率は1%だったと推定されてきた。だが新しい考古学的研究によると、実際はその10倍もあった可能性がある。

文=ERIN BLAKEMORE/訳=桜木敬子

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