脱石油の時代を見据え、観光業に注力するサウジアラビア政府。その手始めとなるのが、数々の歴史的建造物を有する世界遺産の街ジッダだ。
文＝ROBERT D. KAPLAN／訳＝鈴木和博
ギャラリー：世界遺産ジッダ、数千年の歴史をもつ聖地巡礼の玄関口 写真6点
歴史ある家の「タイラマ」と呼ばれる屋上の部屋から外を眺める。サンゴ石でできたアル・バラドの建物が見える。（PHOTOGRAPH BY ERIC LAFFORGUE, ART IN ALL OF US/CORBIS/GETTY IMAGES）
800年前のミナレットがあるシャフェイ・モスク。サウジアラビアでも特に古い歴史をもつ、ジッダのアル・バラド地区にある歴史的建造物だ。サウジアラビアでは、観光業を促進する政策の一環として、この地域をはじめとするさまざまな場所で改修作業が行われている。（PHOTOGRAPH BY ARNOLD PAIRA, LAIF/REDUX）
ジッダの歴史地区アル・バラドに数百軒ある18世紀や19世紀の建物の一つ。現在、改修作業が行われている。（PHOTOGRAPH BY ERIC LAFFORGUE, ART IN ALL OF US/CORBIS/GETTY IMAGES）
アル・バラドの家々には、ロシャンと呼ばれる木製の格子で覆われた飾り窓がついていて、女性が人に見られることなく、外の様子を眺められるようになっている。（PHOTOGRAPH BY MARCO MORETTI, ANZENBERGER/REDUX）
アル・バラドの家のバルコニーを飾るロシャン。チュニジアやエジプトの家にも似たような飾り窓がある。（PHOTOGRAPH BY WOLFGANG KAEHLER, LIGHTROCKET, GETTY IMAGES）
ジッダの海辺でキックボードに乗る12歳の少女。まだスカーフで頭を覆わなくてもいい年齢だ。（PHOTOGRAPH BY LYNSEY ADDARIO, NAT GEO IMAGE COLLECTION）
