• フレンチブルーから切り出されたホープダイヤモンドは、現在、米国ワシントンD.C.にあるスミソニアン協会の国立自然史博物館に所蔵されている。(GRANGER/ALBUM)

  • ルイ15世の「金羊毛騎士団」の記章。ここまで豪華な装身具はそうはないだろう。写真の復元品のように、ブルーダイヤモンドの「フレンチブルー」や竜の形をした赤い尖晶石の「コート・ド・ブルターニュ」といった有名な宝石が使われていたが、1792年に盗難にあい、宝石は取り外された。多くのパーツは失われたものの、コート・ド・ブルターニュは回収され、現在はルーブル美術館に所蔵されている。(MANUEL COHEN/AURIMAGES)

  • フランスの戴冠用宝玉(国家的式典などで王が身に付ける宝飾品)は、1530 年にフランソワ1世が定めたものだ。しかし、王室が資金を得るために徐々に売りに出したことで、コレクションは縮小していった。1600年から1700年代になると、ルイ14世やルイ15世(図)は、豊富な資金を活用してコレクションを充実させた。このコレクションは、1870年代にフランス第三共和政の時期に売却されるまで続いた。(G. BLOT/RMN-GRAND PALAIS)

  • 「リージェント」と呼ばれる世界的に有名なダイヤモンド。1717年に、ルイ15世の摂政だったオルレアン公によってフランスの戴冠用宝玉に追加された。1792年に盗まれたが、1年後に回収された。革命後、ナポレオン・ボナパルトはこのダイヤモンドで剣を飾った。現在はパリのルーブル美術館に展示されている。(STÉPHANE MARÉCHELLE/RMN)

  • パリのルーブル美術館の「アポロンのギャラリー」に太陽の光が差し込む。ここには、フランス王室の宝物や王冠などが展示されている。(SYLVAIN SONNET/ALAMY/ACI)

  • ホープダイヤモンドを身につけた米国人女性エバリン・ウォルシュ・マクリーン(1920年ごろ)。マクリーンは、1912年にこのダイヤモンドを購入してから、上流社会の集まりで頻繁に身につけていた。(GRANGER/ALBUM)

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 フランス革命時の1792年に盗まれて以来、行方が分からなくなっていた王室の至宝「フレンチブルー」。盗難から200年以上の時を経て、科学者たちが謎を解いた。

文=MARÍA PILAR QUERALT DEL HIERRO/訳=鈴木和博

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