• 1163年に建造が始まったノートルダム大聖堂は、完成までに1世紀以上を要した。4月15日、ゴシック様式の大聖堂から最後の訪問客が退出して間もなく火災が発生、数時間のうちに尖塔が崩れ落ちた。木造の内部の被害状況はまだ明らかになっていない。(PHOTOGRAPH BY FABIEN BARRAU, AFP/GETTY)

  • バラ窓と呼ばれる13世紀に作られた3つのステンドグラスの窓は、被害を免れたとみられている。(PHOTOGRAPH BY PATRICK KOVARIK, AFP/GETTY)

  • 聖堂内には8000本近いパイプからなるフランス最大のオルガンが作りつけられている。オルガンは数百年かけて制作された。(PHOTOGRAPH BY PATRICK KOVARIK, AFP/GETTY)

  • パリの街を見下ろすノートルダム大聖堂のガーゴイル。(PHOTOGRAPH BY CATHERINE KARNOW, NAT GEO IMAGE COLLECTION)

  • 大聖堂の鐘は、ビクトル・ユゴーの1831年の小説「ノートル=ダム・ド・パリ」で有名になった。(PHOTOGRAPH BY GODONG, UIG/GETTY)

  • ルイ9世が、13世紀にキリストのいばらの冠をパリへ運んだ際に着ていたとされる服。これも無事保護された。(PHOTOGRAPH BY PATRICK KOVARIK, AFP/GETTY)

  • ノートルダムの宝物庫には、行列用の十字架、聖杯、教会への寄贈物、その他計り知れない価値を持った宝が数多く収蔵されている。(PHOTOGRAPH BY GODONG, UNIVERSAL IMAGES GROUP/GETTY)

  • 2019年4月15日、ノートルダム大聖堂から立ち上る煙と炎。出火原因の詳細は調査中だが、大聖堂で進められていた修復作業に関連していると関係者はみている。(PHOTOGRAPH BY VERONIQUE DE VIGUERIE, GETTY)

  • イエス・キリストが十字架にかけられたときに頭にかぶせられたとされるいばらの冠は、ノートルダム大聖堂で最も重要な聖遺物のひとつ。火災による被害は免れたとみられている。(PHOTOGRAPH BY GODONG, UIG/GETTY)

  • 約1000年もの間、大聖堂はステンドグラスの窓やガーゴイルで飾られ、遺物や美術品が数多く収蔵されていた。(PHOTOGRAPH BY LUDOVIC MARIN, AFP/GETTY)

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 大規模な火災に見舞われたパリのノートルダム大聖堂は、数世紀にわたり信仰の中心であり市民の誇りでもあった歴史的建造物だ。何が失われ何が残ったのか、詳細はこれから解明され、再建への道のりが始まる。長い歴史を刻んできた貴重な収蔵品と美しい装飾を紹介する。

文=Kristin Romey/訳=ルーバー荒井ハンナ

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